α-シヌクレインを標的とした治療法についてのレビュー
http://dx.doi.org/10.1111/nan.12312

1.α-シヌクレインの発現
「SNCA重複がMSAリスクを上げないので微妙だが、SNCA遺伝子座のSNPはMSAリスク上昇と関連する」

2.α-シヌクレインの凝集
・α-シヌクレイン凝集阻害剤Anle138b
・立体構造を安定化させて凝集を阻害するNPT200-11
・オリゴデンドロサイトには鉄が多く、鉄はα-シヌクレインを凝集させる
緑茶に含まれるEGCGは抗酸化剤であり鉄のキレート剤でもある

3.α-シヌクレインの分解と除去
・オートファジーを刺激するニロチニブなど
・抗鬱剤や抗炎症剤による炎症の抑制がシヌクレインを低下させる
・MPO阻害剤AZD3241
・免疫調整薬レナリドミド

4.α-シヌクレインの細胞間の伝達
・細胞外α-シヌクレインを分解するneurosin、MMP、plasmin
・異常なコンフォメーションを模したペプチドAFFITOPE
・抗α-シヌクレイン抗体PRX002、BIIB054