治験等が行われている薬で気になっているものをいくつか。

・ロバチレリン(KPS-0373)☆治験第V相
甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)作用。セレジストのパワーアップ版とされる。

・ニロチニブ ☆治験第U相
元は抗がん剤。脳内の異常蛋白を減少させる効果。
パーキンソン病患者を対象とした第T相では劇的な回復が見られた。
無保険だと薬価が高い(年間100万円程度)のと飲み続けなければいけないのがネック。

・オプジーボ ☆動物実験で効果確認
元は抗がん剤。ニロチニブと同様の作用で脳内の異常蛋白を減少させる効果。
無保険だと薬価がニロチニブにも増して高額(年間1,000万円程度)なので非現実的かも……。

・LMTX(ロイコメチルチオニニウム)☆治験第V相
タウ凝集阻害剤。アルツハイマー型認知症への切り札と噂される。
αシヌクレイン凝集にも効果が見込めるとの事だが果たして?

・セルベックス ☆治験第T相
元は胃粘膜保護薬。アルツハイマー型認知症に対して通常服用量の倍量で治験中。
変性した蛋白質を元に戻したり分解したりする作用がある熱ショック蛋白質を2倍に増やす作用。

・SB623 ☆治験第U相
中枢神経の再生を目的とした新薬。
MSAへの適用は先になりそうだが、減少した脳を増やす方向のアプローチには期待がかかる。