現役時代に大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務めた野球解説者の高木豊氏が自身のYouTubeチャンネルで「最も天才と感じた最強打者」について語った。

「自分の中での『天才』の定義は、何も見えてこない、何をしているかわからないけど、結果はすごいなと思う人。才能なんだよね。頭の知能指数なんて、勉強したからといって上がるものではなく、持って生まれたもので測ると、すごい数字を叩き出す。これが天才だと思います。野球でも、努力が見えてしまうと天才ではなくなってしまうんですよね」



近年のプロ野球では、大谷翔平投手(28・エンゼルス)や村上宗隆内野手(23・ヤクルト)など、世間から「天才」と称される打者も多くいる。そんな中、高木氏がナンバーワンの天才として、あのレジェンドの名を挙げた。

「清原(和博)ですよ。彼は、裏ではやっていたかもしれないけれど、飲んだり豪快な記事があがる中で、あれだけの数字を残してきたんですよ。ヒット2000本以上、ホームラン500以上。彼を置いて天才はいない、誰も勝てないと思います」

 清原氏は、歴代6人しかいない現役通算2000本安打、500本塁打、1500打点を達成したうちの1人。
 
そんな同氏の野球の素質において、高木氏は

「王さんの努力を清原に付け加えたとしたら、900本塁打を打ってるんじゃないかってくらい。落合博満さんの感性を取って付けたとしたら三冠王5回くらい取っているんじゃないかっていう。清原からは、努力という匂いはあまりしないんですよね。もちろん見えないところで努力はしていたと思いますけど、彼ほどの天才はいなかったんじゃないでしょうかね」

 と、球界の名だたるレジェンドたちの名を挙げつつ大絶賛した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/15791d2b01c20fd5a23516d8018f944238e80ee2