>>625
若い頃は専ら一話読み切り物ばかり書いていた水島新司は、元々連載物に対する苦手意識が強くて、
終いにはプレッシャーから胃炎で倒れて休載したりという様から、
心配した編集者が「テレビドラマの脚本を手掛けている人なら上手くカバーしてくれるのでは?」と、
花登筺(エースの条件)、佐々木守(男どアホウ甲子園)と当時の売れっ子脚本家に原作担当を
依頼した事があった位でね。
水島自身、男どアホウ甲子園について、あれは原作原案・水島、脚本・佐々木、作画・水島って形態だった
という意味の事を言っていたし。

ドカベン以降は、一人で長期連載も引き受けるようになったけど、連載が長期化するとウルトラマンや柔道一直線の脚本を
手掛け、荒唐無稽な演出を得意にした佐々木守氏からの影響が次第次第に目が付く様になっていく気が。
男どアホウの頃は、野球知らずで何かと魔球等と荒唐無稽な演出に走りたがる佐々木氏を必死に食い止めていたらしいが。