うひゃー三塁打が3つも4つもあったか。ホームラン基準で考えると年間30から40くらいの三塁打になるな

目が悪くなるという理由でファミコン禁止令が出てからのめりこんだ日々。
発売するの5月位だったかな。新品のカードの印刷の匂いと少しザラついた感じ、それが僕にとって開幕の思い出。
1塁ランナーがいる状態で内野ゴロ。当時は変とも思わずランナーそのままで1アウト。
打率とホームランと打点をノートに記録。南海山村が首位打者4割位だった記憶。次は西武太田かな
他の強打者と比べて意外と低くいなと思ったのは南海門田、といっても2割9分位。
此処まで凝ってくるとなんか気になるものがあってそれはボード。幼少の頃友達の家で遊んだ記憶がよみがえる。
そのボードがどうしてもが欲しくて近所のおもちゃ屋数か所や電車で行くようなデパートに電話して聞いて回った
「タカラ野球カードのボード?ちょっと待って。あーあるよ」
(家から)盗んだお金で走り出す〜
自転車大急ぎで到着
おっさんがニコニコしながら「これかな?」と手にして持ってきたのは全く未知なる物
「は?何それ?そんなんじゃなくてもっとでかい人生ゲームみたいな箱みたいの」 
「それは知らないなー。でもこれだってタカラ野球カード用って書いてるよ」
おもちゃ屋のくせに知らんのかと怒り心頭、と思いつつ購入。
いかにも安っぽい素人でも作れそうなペラペラな4つ折りのプレイセット。僕の球場はこんなのかと涙
そしてしばらくたって阪神が優勝した年に昼間は電気をつけてないようなボロイおもちゃ屋でたまたま
見つけたときは驚愕。君に会いたかったんだー君にー
婆が埃だらけのケースを雑巾で拭きながら「54年って書いてるよ。昔のだけどいいの?」
それは「おばさんだけど本当に私でいいの?」と言ってるような不思議そうな顔。
ペラペラのプレイセットと違ってベンチ入りするようにカードを挟んで1から9まで横一列に並べる喜び
ペラペラのプレイセットとはまるで音が違うボードでサイコロをコロコロ転がす心地よい音。
高校球児が甲子園にあこがれるように僕もついに来たかと。。。

で翌年600円に値上がりしたのを最後に卒業
ボードの箱の中は野球カードに代わってエロ本の隠し場所になったのであった。