先発投手の役割自体が変わりつつある中で、同委員長は「QSなどを考慮しなきゃいけないというのはある」としている。一方で私見として、
「完投数や投球回が減ったのは、米国のシステムをそのまま日本に持ってきているのが原因」とも指摘した。

 「あちらは(レギュラーシーズンの)162試合を、日本より遅く始めて早く終わっている。それだけ連戦が多い。だから先発は100球で
中4日じゃないと回らない。日本は100球で1週間空く。それはおかしいんじゃないかと私は感じている。米国(100球で中4日)は
合理的なシステムだが、それをはき違えて導入していることに抵抗を持っている」と、中6日が基本となっている現在の日本球界の“過保護”ぶりに
苦言を呈した。