>>80
ややこしいのは亨と藤田とで慶大閥としての結び付きがあるって点でね。
逆に言えば亨オーナーを敵に回さない様、長嶋(第1次)の後釜に亨オーナーと
同じ慶大OBの藤田を監督に据えたとも言えるかと。
又、王監督についても亨オーナーは長嶋の時と同様に庇っていて、王解任の時も
(恐らく同様の理由で)慶大OBで亨オーナーも「便利屋の様な監督生活で悪かった
な…..」と気に掛けていたらしい藤田を再び監督に据えたと。

とまぁ務台元会長は明らかに亨オーナーに対して遠慮があったけど、1991年に逝去
した務台に代わって読売グループ総帥に座ったナベツネさんは亨を名誉オーナーと
して事実上の引導を渡した上で、(ナベツネさんと盟友とも言われた中曽根元首相宅
(都内)の大家繋がりの)長嶋の半永久政権体制を築く事に。
又、ナベツネさんにとっては浪人生活の長嶋に、ロッキード事件絡みで不遇を囲った時期(なんでも社会部方面から「この際ナベツネのクビまで獲ってやるわ!」と息巻く声が公然と社内で響いていたらしい)の自分と、重ね合わせた部分もあった様にも。