前年の昭和51年の日本シリーズのほうが巨人は善戦した。
山田を打ち崩して、7−0から逆転勝ち。満塁の場面で高田がサヨナラ安打を
放ったときのことを鮮烈に覚えている。

だが、この昭和52年の日本シリーズは、巨人はまるでさえなかった。
阪急は一回り大きくなり、756号を放った王を巨人は小さく見えた。