>>38
>この場合は条件の「3.全体の測度が1」を外して
>全体の測度→∞ に発散すると考えるべき

どの場合も確率を考えるのであれば
「3.全体の測度が1」という条件を外す
という選択はありえません

例えば
1.区間[0,1]から1点を選択して、それがVitari集合に属する確率
2.区間[0,1]上から1点を選択して、それがある有理数p/qに一致する確率

1.は非可測だから確率はないが、
2.は確率0だ、といいたいようですが
実際は、1と2は実質的に同じです

なぜなら、区間[0,1]上の点は
Vitari集合とその有理数分平行移動でおおい尽くせて
0でない任意の有理数p/qについて
Vitari集合とp/q分平行移動の共通部分は空集合だから

つまり、
T [0,1]の中のVitari集合もしくはそのp/q分平行移動
U [0,1]内の有理数全体の中の有理数p/q
は「同じ」です
(詳しく言えば[0,1]は
 [0,1]内の有理数を底空間としVitari空間をファイバーとする
 ファイバー束と考えることができる)