>>904 追加
ネタバレ書いておくと
”カントール 古い定義 X の濃度|X| は X と一対一対応のつくであるすべての集合からなるクラスとして定義される”
”これは、ZFCや関連する集合論の公理系ではうまく機能しない”
”スコットのからくり
正則性公理の元、任意のクラスにたいし画一的に(そのクラスの部分クラスとなるような)集合を割り当てる方法”
辺りかなw(^^
(参考)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9F%BA%E6%95%B0
基数
(抜粋)
数学において基数(きすう、cardinal number又はcardinal)とは、集合の濃度( cardinality )を測るために定義された自然数の一般化である。
動機
有限集合の要素の個数は自然数を使って数えることが出来る。
有限集合の場合の自然数の一般化として無限集合の濃度についてもそれを表す「指標」として基数を定義したい。
カントールは基数を濃度が等しい集合からなる同値類として素朴に定義した。しかし(ZFCなどの標準的な集合論では)この方法では基数を集合として扱うことは出来ず、また基数からなる集合やクラスを考えることは本質的に困難である。これを回避する方法はフォン・ノイマンやデイナ・スコットによって提示された。

定義
基数の厳密な定義
(カントールによって暗に、フレーゲやプリンキピア・マテマティカにおいて明確に示されていた)基数の最も古い定義は、集合全体からなるクラスを濃度による同値関係で割ったときの同値類としての定義である。
つまり X の濃度|X| は X と一対一対応のつくであるすべての集合からなるクラスとして定義される。
これは、ZFCや関連する集合論の公理系ではうまく機能しない。
実際、X を空でない集合としたとき、集合 S に {S}×X を対応させる写像を考える事によって、宇宙から|X| への単射が存在し、サイズの限界(en:Limitation of size)より、|X| は真のクラスである。

フォン・ノイマンの割り当て


スコットのからくり
正則性公理の元、任意のクラスにたいし画一的に(そのクラスの部分クラスとなるような)集合を割り当てる方法であるスコットのからくりを使うと、 整列可能とは限らない集合 X に濃度として [X] の代わりに集合を以下のように割り当てることが出来る(詳しくはスコットのからくり(英語版)を参照)。