>>178
モンストラス・ムーンシャインで面白いことのひとつは、j-不変量のq-展開(フーリエ級数展開)にモンスター群の次元であることなのはよく言われる。
これがモンスター群発見の第一歩だったし。このフーリエ係数を使うと「ラマヌジャンの円周率の公式」や「チュダノフスキー兄弟の円周率の公式」、もっと一般の「ラマヌジャン・佐藤級数」が得られる。
K3曲面やカラビ・ヤウ多様体を持つシグマモデルの共形場理論が存在する量子重力でも j-744 である唯一の正則頂点作用素代数(VOA)がムーンシャイン加群である。
こういう事例からモンストラス・ムーンシャインが剰余演算なみにかなり基本的な演算として自然界で使われているらしいことがわかってきている。