>>653
>肝心の時枝記事では
>その確率過程の出番が全然ないことに気づけない点で

現代数学の射程は広い
下記の 慶応 確率論 服部哲弥でも嫁め
もっとも、レベルが高いから難しいかもねw(^^;
http://web.econ.keio.ac.jp/staff/hattori/probab.htm
日本語トップ> 講義>
確率論 服部哲弥
http://web.econ.keio.ac.jp/staff/hattori/probab.pdf
確率論講義録  (約750KB pdf file・Last update 2011/09/09)
確率論(数学3年後期選択) probab.tex 服部哲弥
(抜粋)
P6-7
1.1.3 確率変数と期待値.

確率変数とは可測関数のことである.

発展:「無限次元空間」に値をとる確率変数.
この講義では当分の間Rd 値確率変数(d 次元実確
率変数)とその極限定理(期待値などをとってからd→∞ としたもの)しか出てこないが,
値域として無限次元(‘d = ∞’) も非常に重要である.

簡単な説明.実確率変数の列Xk, k = 1, 2, 3, ・ ・ ・,
が与えられたとき,単にlim n→∞ E[Σk=1〜n Xk ]
を考えるだけなら,Rn 値確率変数(X1, ・ ・ ・,Xn) しか出てこない.
しかし,各Xk : Ω → R は関数だから,
各ω ∈ Ω 毎に数列X(ω) = (X1(ω),X2(ω), ・ ・ ・) が与えられる.
ω ∈ Ω は数列を指定する(区別する)変数であり,その意味で数列の集合と思える6 .
そういう数列の集合上の関数としてX をとらえることができると,
数列(無限個の実数,即ち無限次元空間)上の確率論(測度論)が展開できることになる.
このようなことは実現可能であり,今日の確率論の中心的研究分野である.
しかも,パラメータ(添字)n は連続変数にすることもできる.

可算無限個の実確率変数をひとまとめX = (Xn)n∈Z+ にしたものが,ある確率空間上の確率変数
であるとみることができるとき,X : Ω → R^∞ を確率連鎖という.

つづく