>>205
つづき

さて、3つの数{1,2,3}を入れることにします。
( コイントスの確率は1/2は、「2列で確率1/2」などと言った場合で、紛らわしいので)
(注:頭が悪いので、さらに具体例。頭の良い人は飛ばして下さい)
1つの数列 x1,x2,x3 で、場合の数は 3^3 =27通り。同値類は3つ(最後の箱が1か2か3)。各同値類内は、9通り。
数列と代表との組み合わせを考えます
二つの数列 x1,x2,x3 と x'1,x'2,x'3。それぞれ、3^3=27 で、全体としては、3^6=729です
一つの同値類内では、代表は最後の箱が一致しますので、数列と代表との組み合わせの場合の数 3^5=243通りです。
一つの同値類内で、
決定番号 d>=2となるのは、x'2=x2の場合で、3^4=81
(∵ 最後の二箱以外は自由で3^(m-1)=3通り。一つの同値類全体が3^2=9通りです。よって3^3=27通り)
決定番号 d=3(=m)となるのは、x'2≠x2の場合で、3^5−3^3=216通り

繰り返しますが、このようにして、場合の数を数え上げれば、確率計算が必ずできます。これ、有限モデルの利点です。

つづく