そもそも昔から思っていたことなのだが、
確かに始めて専門数学に取り掛かった人にとってはεδ論法ですら何言っているのか分からなくて何十時間もあれこれ考えていく内に
何となく正しい感じがするっていうのを繰り返して“数学的思考力”なるものを身に付けていっているんだろうけど、
これって払った労力に対しての得られるものが釣り合いが取れてないと思うんだよね
だって自分で数式をあれこれ変形させたり証明を考えたりして行間を埋められるような力ってそれこそお金貰うぐらいのレベルの人にとって必要なぐらいでしょ?
そこまで行かない人にとっては、埋められるべき行間を丸ごと言ってくれた方が手っ取り早いと思うのだが。
この数十時間(?)の払う思考力を1科目毎にカットできていったとするならば、学部の間に学べる科目が増える気がするし、
群・環・体にしても複素解析にしても行間を徹底的に埋めまくって誰でも(?)理解できるようなことになれば、
それらを理解してる総人口が大分増えることにもなるが、これって数学教育にとってもいいことじゃないのかな?