あるいは、100歩譲って、「例外があっても少数」というアバウトな要素を加えて修正してみると、
(アバウトであるがゆえに修正の仕方がたくさんあるのだが)、その一例として、
お前は次のように言っていると考えられる。

「ρ(n) ≦ 2 + o(1) を使うことで、少なくとも無限個の偶数 n と無限個の奇数 n に対して
 a ≦ t(n)/n^2 ≦ b が成り立つような正定数 a,b が取れる」

すなわち、

「任意の n≧1 に対して a ≦ t(n)/n^2 ≦ b が成り立つ」

という強い性質は放棄するが、例外があっても少数であるがゆえに、

「少なくとも無限個の偶数 n と無限個の奇数 n に対して a ≦ t(n)/n^2 ≦ b が成り立つ」

という弱い性質に差し替える、という修正の仕方である。
「例外があっても少数」というニュアンスをくみ取った修正の中で、
これより弱い性質に差し替える修正は存在しないと言える。なぜなら、これより弱かったら

「 a ≦ t(n)/n^2 ≦ b が成り立つ偶数 n は有限個しかない」

とか

「 a ≦ t(n)/n^2 ≦ b が成り立つ奇数 n は有限個しかない」

という性質になってしまい、もはや「例外があっても少数」とは呼べないからだ。