昔々ある所で、多くの人たちが海に冒険に出ようとしていました。
海には、まだ誰も到達したことのない未知の領域がありました

そのために必要な船を、お金も時間も人手もたくさん掛けて
競って立派なものが作られていきました。

そんなとき突然に高木氏が現れたのです。
彼は、なんと大きなゴミを海岸に持ってきました。

人々が驚いていると、彼は言いました。
「船を作った!海の向こうの新世界に行くぞ!」

なんと廃材をかき集めたようなその謎の物体を、船だと言うのです。
そのようなもので航海なんて、だれの目にもありえません。

高木氏は、船と称する物体を海に放り込み自分も乗り込みました。
ゴミの塊なので、すぐにあちこちから水が噴き出します。

皆がダメだすぐ沈んでしまう!そんなゴミを海に入れるな!
と注意しましたが、高木氏は聞く耳を持ちません。

「こら!この船がダメだと!!!お前たちには直すことができるのか!」
高木氏は怒鳴りまくりながら、あちこちから噴き出す水を止めるのに大慌て。

しかしすぐ目の前の水漏れだけがふさがると、彼はすぐに安心してしまいます。

「お前たちは、この成果を自分のものにしたいのだろう!わかってるんだぞ!」
「プロのお前たちが何年かけてもできないことを、素人の自分が成し遂げた!」
「この成果を承認しろ!wikiも更新しろ!」

こうして、そのゴミの塊は高木氏を乗せてゆっくり流されて行きました。

もうおしまい。おしまい。