0939132人目の素数さん
2018/06/26(火) 22:46:58.74ID:vSoAjFD0海には、まだ誰も到達したことのない未知の領域がありました
そのために必要な船を、お金も時間も人手もたくさん掛けて
競って立派なものが作られていきました。
そんなとき突然に高木氏が現れたのです。
彼は、なんと大きなゴミを海岸に持ってきました。
人々が驚いていると、彼は言いました。
「船を作った!海の向こうの新世界に行くぞ!」
なんと廃材をかき集めたようなその謎の物体を、船だと言うのです。
そのようなもので航海なんて、だれの目にもありえません。
高木氏は、船と称する物体を海に放り込み自分も乗り込みました。
ゴミの塊なので、すぐにあちこちから水が噴き出します。
皆がダメだすぐ沈んでしまう!そんなゴミを海に入れるな!
と注意しましたが、高木氏は聞く耳を持ちません。
「こら!この船がダメだと!!!お前たちには直すことができるのか!」
高木氏は怒鳴りまくりながら、あちこちから噴き出す水を止めるのに大慌て。
しかしすぐ目の前の水漏れだけがふさがると、彼はすぐに安心してしまいます。
「お前たちは、この成果を自分のものにしたいのだろう!わかってるんだぞ!」
「プロのお前たちが何年かけてもできないことを、素人の自分が成し遂げた!」
「この成果を承認しろ!wikiも更新しろ!」
こうして、そのゴミの塊は高木氏を乗せてゆっくり流されて行きました。
もうおしまい。おしまい。