アメリカは(真っ二つになった、のではなくて)「元から真っ二つだった」のであり、
でもそれを『抑え付けて見えなくしてた』ってだけです。しかもその核心の部分(ネオ
コンとか軍官複合体とか、また財閥とかも)は非常に巧みで見えなくなってるから表面
だけは巧く繕ってますわ。だからソコまで壊すのはかなり大変、というか事実上は不可
能でしょうね。全世界の銀行システムだって米国が標準であり、その多くは未だにドル
仕立てだけで取引するし。保険だって米国と英国、石油だって米国と英国ですわ。

そして傷を負ったというのは(経済面、ではなくて)負傷兵とか精神疾患者とか、そし
て麻薬の蔓延ですわ。戦争では、そして特に代理戦争では『米国はかなり儲かった』と
思います。でもそういう「全世界の治安の為」に米兵が死ぬ。

そしてスパイ網とか(スノーデンがその一部を暴いた)、或いは計算機とか電話回線の
ネットワークとその監視、宇宙開発とか。こういうものは「猛烈にお金が掛かる」し、
また『将来に対する莫大な投資』でもある。

そして遺伝子操作による食糧操作、特許権による世界支配とまあ、そういう役割が米国
には『必然的にあった』のであり、こういう事を全部ひっくるめて「世界の安全保障」
だったという訳です。こういう管理業務は実戦とか戦闘と同じ効果があります。

だからトランプ氏が(目先の儲けだけを考えて)そういうモノから手を引いて、そして
『ビジネスだけを考える』ってのは、そりゃ中国もロシアも喜ぶのは当たり前ですわ。
そして日本は当然の事として、見離されて放置される。まあ、そういう事ですわ。