但し正直に言いますが:
★★★『私は(心情的には)ルペンに同意しないでもない。ルペンの国粋主義には魅力がある。』★★★
のもまた事実です。例えばスーパーに買い物に行った時に、フランス製じゃない食材を
売ってるのを見るのは、やはり気分が悪いです。

コレは留学時代の大昔の話ですが、例えば電気屋で日本製のテレビやビデオばっかし売
ってたり、カメラも全部が日本製で、しかもクルマも日本車ばかりって、そりゃ嫌にな
りますわ。でも食材が外国産ってのはホントに嫌ですよね。それはフランスの食材が本
当に素晴らしいからであり、それを(安いから、という理由で)国内産が壊滅するのは
嫌でしょう。実は正に『丁度この問題が今の日本を悩ませてる』という訳ですよ。

だからルペンの言い分は良く判りますよ。なので『きちんと考える』という事でしか、
この「消極的マクロン支持」という結論にはなりません。この部分の知性が欠けてたの
が米国でのトランプ政権の成立ですわ。米国人は欧州程には理性を重んじたりはしない
からです。(しかもクリントン女史の偽善度がかなり高いし。)