>>295 補足

選択公理は仮定する。
>>305 "第I部 構成的集合と公理的集合論入門 渕野 昌 2015"などから、その方が話は簡単だから)

時枝問題(数学セミナー201611月号の記事より)
命題A:時枝記事の前半 http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/math/1497848835/13 過去スレ35
「・・ D >= d(S^k) を仮定しよう.この仮定が正しい確率は99/100,そして仮定が正しいばあい,上の注意によってS^k(d)が決められるのであった.・・」

命題B:事時枝記事の最後 http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/math/1497848835/15 過去スレ35
「確率変数の無限族は,任意の有限部分族が独立のとき,独立,と定義される」
「n番目の箱にXnのランダムな値を入れられて,ある箱の中身を当てようとしたって,
その箱のX と他のX1,X2,X3,・・・がまるまる無限族として独立なら,
当てられっこないではないか−−他の箱から情報は一切もらえないのだから.」の二つがキモだよ

さて
1.命題Aの「確率は99/100」と
  命題Bの「当てられっこない」とは
  矛盾している(異なる確率が導かれる)
2.命題Aは、Peter Winkler氏との茶のみ話 http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/math/1497848835/17
  命題Bは、普通の現代確率論にある話
  例えば、確率論 I http://www2.math.kyushu-u.ac.jp/~hara/lectures/02/pr-grad-all.pdf 原隆 九大 2002
 (あと、http://www.math.kobe-u.ac.jp/HOME/higuchi/ 講義情報(Lectures) 樋口 保成 神戸大 http://www.math.kobe-u.ac.jp/HOME/higuchi/3.pdf 第3 章 確率変数と確率分布 数理統計学 2014)
3.当然、命題Aと命題Bとで異なる結論が導かれるとき、疑うべきは、茶のみ話の命題Aであるべき。
  だが、時枝先生は、命題Bを「まるまる無限族として独立」という”非数学用語”を用いて否定した。(>>281参照)

つづく