>>226 関連

昔、秋月康夫 鈴木通夫 :高等代数学1 (岩波全書)(下記)を読んだ記憶があるが(古書だったかな?)、えらく難しかった
歯が立たなかったね・・(^^;
「作用域をもつ群」? 何ですかそれは? という感じだった

ただ、序文に秋月先生が、”最近アルティンの講義録が手に入ったので、それを読むと書き直したい”云々と書いてあったような記憶だけ残っている
アルティン先生は、高木類体論を完成させたえらい先生というのが、日本での評価であるが(下記)
その影響や、秋月評の影響などもあると思うが、アルティン本「ガロア理論」は、日本ではえらく評価されている

個人的には、アルティン先生は簡潔すぎて、秋月先生のようによく分かっているプロにはすばらしく見えると思うが(いま読むと多少感じが違う)
分かっていない私らには、「もう少しかみ砕いて書いてほしい」という感じがあった
個人的には、Coxの方が親切なように思う

https://www.jstage.jst.go.jp/browse/sugaku/5/4/_contents/-char/ja/
数学 Vol. 5(1953 - 1954) No. 4
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sugaku1947/5/4/5_4_254/_pdf
書評 (玉河恒夫):秋月康夫 鈴木通夫 :高等代数学1 (岩波全書), 1956年10月
(抜粋)
第2章は作用域をもつ群と題されている.
§3から§10までは代数拡大の理論項にいて述べられ,Galoisの理論,その応用としてのKummer体,Artin-Schreier体の理論,方程式の代数的可解性の問題こまで及んでいる。
(引用終り)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E7%9B%B8%E4%BA%92%E6%B3%95%E5%89%87
(抜粋)
アルティン相互法則
アルティン相互法則(Artin reciprocity law)は、エミール・アルティン(Emil Artin)により一連の論文(1924; 1927; 1930)を出版することで確立された、大域的類体論の中心的部分を形作る数論の一般的定理である[1]。

高木の存在定理とあわせることで K のアーベル拡大のようすや、そこでの素数の振る舞いを理解することができる。
従って、アルティン相互法則は、大域類体論の主要な定理のひとつである。

https://www.amazon.co.jp/dp/453578454X
ガロワ理論〈上〉 単行本 ? 2008/11/25
デイヴィッド・A. コックス (著), 梶原 健 (翻訳)