>>10 から再録
「h を (Z/pZ)* の原始根とします。このとき、h の mod p^n での位数を m とします。
h^m ≡ 1 (mod p^n) より、h^m ≡ 1 (mod p) で、h の mod p での位数が p - 1ですから、m は p - 1 で割り切れます。m = s(p - 1) とします。すると、h^s の mod p^n での位数は p - 1 です。ここで g = h^s とおきます。
1, g, g^2, …, g^(p-2)
は、h で表すと指数がすべて m = s(p -1) 以下ですから、mod p^n でみてすべて異なります。もちろん、mod p で見たときもすべて異なります。」
(引用終り)

ここで、”もちろん”以下が言えるということは・・・

A:1, g, g^2, …, g^(p-2) は、h で表すと指数がすべて m = s(p -1) 以下ですから、mod p^n でみてすべて異なる

B:1, g, g^2, …, g^(p-2) は、mod p でみてもすべて異なる

と A→Bが言えないといけない。
が、これはよく考えてみると、(Z/pZ)* の原始根のhで、h^sが、また(Z/pZ)* の原始根であって、例えばそれをh’として、 h^s=h'となっているという主張だろ
ということは、sがそういう特殊な性質、つまり>>16で引用したように”m=s(p-1)とおいてるので、sはp^iの形をしてます”を使わざるを得ないように思う
ということは、石井本でいまから証明しようとしている 「剰余類群(Z/p^nZ)*の構造が (Z/p^(n-1) Z)/(Z/(p-1) Z)である」、あるいはその類似で>>16のように「位数が{p^(n-1)}(p-1)の巡回群である」などと、ほぼ証明しようとしていることと、同値の命題ではないのか?

「それ、簡単に示せるのか?」という気がしている今日この頃(^^;