正しさの楽園で生きてきた能天気なアダムだったが、
パラドクスと言う名のおろちが、正しさの楽園に穴を開けてしまったのだ。
とりあえず、応急処置でZFとGBの絆創膏を貼ったのだが、穴はいつまた破れるかわからない。

もうアダムは能天気ではいられない。
本当に正しいのだろうか、と言う疑問が常に隣にいるからだ。

今は正しいことをひたすら信じ、ふさがれた穴の方はなるべく見ないようにしている。

もはやここは正しさの楽園ではない。