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ギリシャ三大難問 作図解の発見 不可能から可能への挑戦
幻冬舎 (2016/9/11)、94ページ、1000円+税
https://www.amazon.co.jp/dp/4344994264/

【内容紹介】
世界数学研究会がタブーとする究極の難問に15年挑戦した元中学数学教師が伝える、作図の楽しみと有用性。
本書の目的は、学校数学教育に初等幾何学(作図)の有用性を再認識させることにある。
暗記力の強化だけでなく、問い、考え、解決していく過程を構成する思考力と創造力を培う教育に変革するために、
初等幾何(作図)を復活させるためには、「かつてない、今もなく、これからもけっしてない」とされてきたギリシャ三大難問
の作図解を示すことで数学教育の変革に繋げていきたいと考えている。

【目次】
序章 ギリシャ三大難問とは何か

第1章 角の三等分問題の作図解について
三等分線と三等分点
任意の角とその三等分角の関係構造
平行四辺形OPQRの対角線OQと辺PQについて
平行四辺形OPQRを生成する作図手順)

第2章 立方倍積問題の作図解について
立方根線と立方根点
2と2の立方根の関係構造
平行四辺形OPQRの辺PQと定点Tと点Qを通る直線nについて考察
平行四辺形OPQRを生成する作図手順

第3章 円積問題の作図解について(円弧と線分
π/3の弧と線分の関係構造
直角三角形OABを生成する作図

第4章 ギリシャ三大難問の作図解とその展望について
角の三等分における作図解の発展性について
立方倍積問題における作図解の発展性について
円積問題における作図解の発展性について
三大難問における作図解の総合による発展性について

【著者】
間庭勝司
1955年、埼玉県深谷市生まれ。東京理科大学理工学部数学科卒業。埼玉県公立中学校数学教師に奉職