体K上既約な多項式P(x)があたえられたときに、代数方程式P(x)=0の根は、

元 y を K上の代数的な関係 P(y)=0 を満たすものとして体Kに添加
して出来る代数拡大体 K(y) の中では、P(x)が完全に1次因子にまで
分解されるので、根を持つことがわかる。(その一つの根はx=yである。
他の本もyのK係数有理式として表せる)

一般に、体K上の既約な多項式全てをもってきて、それらの定義多項式
を用いて定義される代数的な元をすべてKに添加して得られるK上の
代数拡大体A(K)は、代数閉体となり、A(K)の中ではA(K)係数の代数
方程式は必ず根を持つ。