俺に世界を混沌に導く神か魔王の力があれば [転載禁止]©2ch.net
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人間を総奴隷化し生まれてきたことを後悔させてやるよ 俺、生まれてきたことはとっくに後悔してるよ
なんかパワー不足な力だな 日の当たらない所で8年もよくやったよ
やっと死ねそうだな ハマちゃん、ありがとう
高校卒業して、俺と会ってくれたのハマちゃんだけだ。焼鳥屋行った。
どんな話をしたのか忘れちゃった。焼き鳥は美味かった。
愛知で自動車の仕事をするとか言ってたな。俺は仕事は…無職
あの焼鳥屋は不景気で潰れたわ。
すべてを受け入れよう 最後の日々をじっと空を見て暮らす
春の気配だ。サクラが満開になるまで生きていられるかなあ
去年は車椅子を漕いで花見に行った
懐かしい
また1年トシをとった すべてを許そう
俺は害基地だから
イジメられて当然
復讐してはならない 人生終わろうとしてる
素晴らしい。眠い
喘息発作が怖いのでマスクを外せない
性欲処理。みゆきちゃんお世話になりました。ありがとう 安らかに死ぬんだ
金剛杖は心強い。お大師様が傍にいてくれる
天満宮の「ロザリオ」もある
イジメられて当然だ。人生は難行苦行。迫害されて当たり前。人間はみんな不幸。 強制執行まであと29日
車椅子の身。死ぬしかないわな。誰も恨まず、憎まず、 笑って死のう
汝の敵を愛せ。迫害する者のために祈れ
俺が聖書を体現するとは思わなかった。まあ、俺は十字架にはつけられない。静かに死ぬわ あと29日
もう時間がないので見たい映画を見ている
ヒッチコック『私は告白する』
カトリックの告晦を利用して、神父に殺人の罪を押しつけようとする男の話
神父は懺悔で聞いた内容を絶対に漏らしてはならない。まあ、無難な映画。
人生はドロドロしている。この世は地獄。だから宗教が生まれたのは必然。
この世が地獄だから、あの世に賭ける。俺も来世に期待するわ
あと29日で強制執行。。美しく立派に散るぞ 電動車椅子でコンビニにおにぎりを買いに行く。
途中、カバンを忘れたことに気付く。カバンの中には財布あり。完全にボケてきた。脳が機能していない
Uターン。あと29日で追い出される自宅。カバンを持って、電動車椅子でコンビニ
塩おにぎり100円×2個。
レジ前でおでん売ってる。コンビニおでん。もうそんな季節か。
でもあと29日しかない。俺に冬は来ない。仕方ないよ。これが運命なり
コンビニ前で男性2人言い争ってる。コンビニと隣のタコ焼き屋。いわゆる隣人トラブル。ゴミの捨て方を巡ってイザコザ
一方の男性の二の腕に入れ墨あり。
喧嘩をするな。みんな仲良くしよう。君らもあと29日しか生きられないと分かったら、喧嘩なんて馬鹿らしくてやってらんないだろう 強制執行まであと28日。俺の命もあと28日
昔の映画が観たくてネットを探す。子供の頃は、淀川長治(日曜日)
荻昌弘(月曜日)
水野晴郎(水曜日)
各解説のテレビロードショウをやってた。
楽しかった。ブラウン管TVで見た映画。
あと28日で家を追い出されるついでにこの世からも追い出される身。どうしても破滅的な映画を見たくなる。
「バニシング・ポイント」
中学生くらいのとき、テレビで見た。舞台はオレゴン州(コロラドかも知れない)のハイウェイ。時速200キロで駆け抜ける男の物語
最後は道路を封鎖するブルドーザーの爪に激突してバニシング(消滅)
リメイク版がサイトに上がっていたので鑑賞。字幕がないからよくわかんない。無学無教養を恥じる
時速200キロで激突死。こういう死に方もあるのか。しかし俺の電動車椅子は最高時速6キロ。バニシング(消滅)するのは無理だ 強制執行まであと27日。俺の命もあと27日。
「締め切りのある人生は短い」
↑…『ファイアー・フォックス』や『ウィンターホーク』を書いたクレイグ・トーマスの言葉
どはははは。俺なんて人生そのものの締め切りが9月25日なのよ。
「締め切りの決定した人生は急がねばならない」
やり残したことやって死のう。車椅子の身だからできることは知れている。これが人生
映画観まくるぞ インターステラー観る
哲学的・衒学的SF。エヴァンゲリオンのような解ったような解らないような物語
○2時間50分の大作。もうすぐ死なねばならない人間には物理的に鑑賞困難。
○死ぬときは目を開けるんだ。宇宙船がブラックホールに突入する際、彼は目を閉じてた。俺は違うぞ。最後の最後まで見届けてやる
もう一度見たい。「時間」があれば… 強制執行まであと26日。自殺決行まであと26日
車椅子の人間が家を追い出されたら死ぬしかない。これは運命だ。
自宅に強制執行公示書を貼って行った神戸地裁の執行官。幅1メートルにも満たない通路(廊下)のカーペット上に、壁に立て掛けるように公示書を貼った。
公示書を破損すれば強制執行妨害とやらで刑事罰に問われるらしい
俺は外出は電動車椅子。室内では杖を突いて移動。今朝のトイレ。よろめいて廊下の足元に立てかけたられた公示書を踏んでしまった。
俺は逮捕されるのか
強制退去の上に縄目の恥辱まで受けたくないわな。死んでやるよ
汝の敵を愛せ。迫害するものの為に祈れ。俺はキリストの心境なり
あと26日 人類滅亡ではなかった俺個人滅亡まであと26日
あだち充『MIX』第1巻読了
なんやねんな、コレ。1巻が終わっても、上杉達也も浅倉南も出てこんではないか
明星学園高等部が上杉達也で甲子園優勝したのが86年@『タッチ』
MIXでは、いま明星学園中等部野球部の話。この漫画、タッチみたいに26巻まで続くのか。俺にはあと26日しかないのだが… MIX@あだち充第2巻読了
この漫画いったいどないなっとるのよ。明青中学は東京都大会の1回戦で敗退するし、上杉達也も浅倉南もまだ出てこない
俺には時間がないんだ。25年後の『タッチ』を早く見せてくれ。
狭心症治療薬飲む
いよいよ終わりか MIX@あだち充第3巻読了
要するにMIXは新約聖書だ。タッチは旧約聖書。ふたつ併せて『聖書』
新約聖書の根元が旧約聖書であるように、MIXはタッチを読んでいないと理解できない
俺はタッチ世代だからMIXで描かれる世界の背景は理解できるけど、いまの若い人には無理だわ。なんせタッチは25年前の漫画だから
勢南高校の西村親子が登場した。西村(父)はタッチに出てくる達也のライバル投手(MIXでは勢南の野球部監督)。西村(息子)は、MIX立花兄弟のライバル役。
では須見工の新田は出てくるのか?
早く達也と南を登場させろ。俺には時間がない。あと26日で自宅立ち退き強制執行。それまでに任意退去を要請されている。車椅子の人間は任意退去はしない。任意で自殺するだけ
汝の敵を愛せ。迫害するものの為に祈れ MIX第4巻読了
長い。長すぎる。
ボクシング漫画『あしたのジョー』ではボクシングの1ラウンドを描くのに1巻全編を費やしたという逸話を読んだことがある
MIX第4巻。甲子園ベスト8の東秀高校が、立花兄弟の明青学園に練習試合を申し込んできた。丸々1巻費やしても練習試合は終わらない。9回の攻防は次巻へ
俺には時間がないんだ。余命26日なのよ。急ぐしかない。
しかし、MIXはタッチと変わらないなあ。タッチから30年後の明青学園野球部を描いているけど、新しい世情を取り込むべきだわな
インターネットは必須。女子高生なら援交。イジメ。line。
作者のあだち充は30年前の世界に留まっているけど、読者の俺は現代に逝ってしまった。
俺はMIXを、紙媒体ではなく、スマホで読んでるんだ 神戸地裁には何度か傍聴に行ったが、まさか自分が被告席に座るとは思わなかった
民事裁判は原告被告双方とも主張したいことは書面にして事務方に提出する。
まあ、それはよい
問題は神戸地裁そのもの。他の自治体同様に兵庫県にもバリアフリー条例(兵庫県福祉のまちづくり条例)があるが、神戸地裁は「そんなもん糞喰らえ。司法権の独立じゃ」
俺は地裁に電動車椅子で入れない。法廷内では通路が狭すぎて手漕ぎ車椅子の使い回しも困難。神戸地裁はバリアフリー条例の規格なんて無視。狭い狭い。
昨年9月8日。神戸地裁本館で飛び降り自殺があった。行政訴訟を起こした車椅子の男性が、敗訴して、地裁2階から1階ロビーに飛び降りたのだ。
神戸地裁は歴史あるレンガ造り建築物の上に、近代的なガラス張りのビルを乗せたような構造。
1階のロビーは宮殿のように天井が高いので、2階エレベーターホールから飛び降りても十分死ねる高さがある
裁判以前、判決以前に、車椅子の人間が使いやすい裁判所にしてほしい。区役所のほうが車椅子障害者にはるかに優しい。何も難しいことではない。兵庫県のバリアフリー条例が定める規格を守ればいいだけのこと
裁判を受ける権利を侵害している、、、などと声高に主張する気は俺にはない。俺は余命26日の身。世俗の事象などどうでもよい
MIX5巻読了
今時、携帯電話を持ってない高校生がいるか? 「あしたのジョー」を読むためにだけ生きていた時代があった。来週のジョーを読みたい。それだけの理由で生きることができた時代があった。@夢枕獏
MIX第6巻読了
依然、達也も南も出てこない。それより俺は重大な事実に気づいた。俺はてっきりMIXは完結しているものとばかり思っていた。
違うのか?どうやら違うようだ。
MIX(原作あだち充)はゲッサン(月刊少年サンデー)に連載されていた。そして今も「連載中」である
読了したMIX第6巻はゲッサン2014年7月号〜12月号掲載作品である。6巻では上杉達也のライバル新田がいた旧・須見工が出てきた。
これまだまだ続くんや。それはええけど、大前提として、俺はあと25日しか生きられない。25日後に強制執行されるから、俺は任意自殺する。よって月刊誌ゲッサンに連載中のMIXを全部読むことはできない。
夢枕獏の表現を借りれば、「来月のMIXを読みたい。それだけの理由で生きたくても俺には不可能。俺にはあと25日しかない」
MIX。手に入るのは7巻まで。これから読もう。せめて達也と南が出てきてくれることを願う。『タッチ』から30年後の二人を見たい。
それだけでいい
強制執行まであと25日 MIX第7巻読了
全国高校野球選手権大会東東京大会。1回戦。明青学園は健丈高校(旧須見工)に勝利
エストニアよ私が死んでも花は咲くだろう
@バルト3国エストニア。首都タリン。のっぽのヘルマン塔。
エストニア人はことのほか花を愛すると言われる
浅倉南よ私が死んでもMIXは連載中だろう
@兵庫県神戸市在住。パチンコ屋に訴えられて車椅子で地裁の被告席に着き敗訴。自宅明け渡し強制執される
俺にできることはここまで。俺は余命あと25日。
簡単にMIXの感想
ボールカウントの表示がSBOからBSOに変わっていた。それ以外はタッチそのまま。これは昭和の高校野球なり
強制執行まであと25日。任意自殺まであと25日 強制執行まであと25日。任意自殺まであと25日
仏映画『最強のふたり』観る。『アメリ』を抜き、フランス映画としては最高の興行収入を上げた作品
頸椎損傷で全身麻痺になり車椅子生活を送る大富豪と、彼を介護することになったスラム出身の黒人青年の話
大富豪がメインで使っている電動車椅子はスティック型電動車椅子。JRに使用申請書を出さなくても電車に乗せてもらえるタイプ
俺のはハンドル型電動車椅子(バリアフリー条例適合規格・介護用品) これで電車に乗るにはJRの書面審査が必要。
車椅子の大富豪とは羨ましい。女性にすぐにちょっかいを出す黒人青年も羨ましい。最強のふたりに俺も混ぜてくれ。25日後に強制執行掛けられてホームレスになる運命である車椅子の俺も混ぜてくれ。
車椅子の大富豪と、スラム出身の黒人青年と、車椅子の大貧乏日本人で、『最強の三人』はどうよ
どはははは。冗談冗談。俺はホームレスにはならないよ。自宅を任意退去はしない。任意自殺するだけ
さいなら〜
ちなみに『最強のふたり』の原題はIntouchables。英語ではアンタッチャブル。触れ合えない人々。縁のない人々。インドのカースト制度でいうところの不可触賎民という意味らしい
時間がない。次の映画じゃ
人類滅亡の日まで、ではなかった俺が自殺するまで、あと25日
実写版宇宙戦艦ヤマト?うーん… 心臓暴走中
ワソラン服用
ベータブロッカーは気管支筋を収縮させる副作用があるため、喘息持ちの俺には不向き
あと25日頑張る
25日生きて、強制執行当日に自殺する
これほどの矛盾があるか。 明日は9月1日。子供たちが自殺する日らしい
鎌倉市の図書館。
「自殺するくらいなら学校休んで図書館おいで」
強制執行食らって自宅追い出されたら、俺も図書館に行くか…
あかんあかん。先客がおるがな。カーキ色のジャンバー着たホームレスのおっちゃんが座ってる。
高校を卒業した翌日から俺の居場所は図書館だった。そして当時から図書館はホームレスの居場所でもあった。
図書館の蔵書。ページには鼻糞が付いている。全部ホームレスの仕業である。
この世は地獄なのよ。学校も図書館も職場もすべて地獄。人の世は地獄。逃げ場所はない。
この地獄にあって唯一のシェルターが自分の家。自分の部屋でひとりでいる時間だけが救い。
俺はその唯一のシェルターも強制執行によって取り上げられる。電動車椅子でどこへ行けというのだ。フル充電で航続距離25キロ。充電時間は10時間。笑っちゃうよな
いいよ。俺は誰も恨まないし、憎まない。微笑みながら死ぬ。
今の俺は、聖書の言葉が理解できる
汝の敵を愛せ。迫害するものの為に祈れ
それくらい天国は素晴らしいという意味だ。逆に言えば、この世は生き地獄だということだ
精神統一して最後の日に備えよう
明日、学校休んで図書館に行った子供たちは、ホームレスのおっちゃんを目にするだろう。ベンチに座り込んでいるだけの動かない生物(にんげん)
子供たちよ、それが現実だ。神の裁きなのだ。
強制執行まであと25日。任意自殺まであと25日 国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。
@川端康成『雪国』
8月のカレンダーを捲ったら9月であった。目の前が真っ暗になった。
@負け組さん『強制執行あと24日』
9月にシルバーウィークなるものが設けらた。敬老の日が9月第3月曜日。翌日が国民の祝日。そして秋分の日。
なんやかやで今年は9月19〜23日と5連休
それはいいのだが、シルバーウィーク明けの金曜日に強制執行。俺の人生最後の日
そんなもんだな。それでいいやん。
礼儀正しく、人に優しく、微笑みを絶やさない紳士として、最後の9月を生きよう。そして死のう
心臓早いので薬飲む
人類滅亡ではなかった強制執行まであと24日。任意自殺まであと24日。 世界が終わるまであと23日
神戸地裁の執行官が置いていった催告書なるものを読むが、よく分かんない
強制執行の日にちは確定。それまでに任意退去せよとのこと。任意退去て何じゃ?車椅子の人間に任意で出ていけと
ああ、そうか。この世から出ていけという意味か。よく了解した
もう電動車椅子はいらない。足は不自由だけど、初めから幽霊に足はないからね
執行官さん、俺はあなたを恨まないし、憎んでもいない。あなたは厳しいお父さんなのだ。旧約聖書に出てくる裁きの神
しかし、
汝の敵を愛し、迫害するものの為に祈れ
俺には、その意味が分かった。民事執行法や乙1号証や証拠説明書は未だによく分かんないが、新約聖書のこの箇所は理解した。
ゆっくり人生を振り返っている。雨の日は足が痛む。心臓は小康状態
9月1日。結局子供の自殺者は何人? 報道しないほうがいいよ。自殺は連鎖するからね。
あと23日か… 悪法も法なり@ソクラテス
毒杯仰いで、俺はカッコいい!
ソクラテスについて調べた。鼻持ちならない人物なり。アテナイの街中、誰彼かまわず議論を挑み、論破して、「俺より賢者はいない」
俺はソクラテスに1冊の小説を薦める。ダニエル・キイス『アルジャーノンに花束を』
人から愛されるキャラとは如何なるものか。全部書いてる。
俺は、余命23日の俺は、あのチャーリーのように愛想を振り撒いて、馬鹿な振りをして(元々バカだけどね) 生きている。
ソクラテスは嫌な人。アルジャーノン薬を飲んで賢者になったチャーリーはみんなから嫌われた。しかし元の知的障害者に戻ればみんなから愛された。本当の賢者なら気付けよソクラテス
わたしがしんでもおはかはいりません。このまんしょんがじこぶっけんにならないよう、わたしのしをかくしてください。ごめんなさい。ほんとうにごめんなさい。
あと23日 医者行く
聴診器を胸に当てただけで、医師の顔色変わる
「心臓悪いですよ」
あの「言質をとられない」ことをモットーにしているセンセが断言
俺は寂しく笑って、処方箋を貰って、隣の薬局へ。薬を貰い帰宅。電動車椅子を運転するのもしんどい。
もう疲れたよ 強制執行まで22日。任意自殺はいつでもOK
井上靖『補陀落渡海記』読了。補陀落寺の住職は61歳になれば、小舟に乗って太平洋に向かう。太平洋の彼方にあるといいう補陀落(ふだらく)を目指す、捨て身行を描いた傑作短編
即身仏と同じ自殺行である。
俺ももうすぐ自殺しなければならないので、読書はどうしてもそっち系を読む
主人公は金光坊(こんこうぼう) 時代は永禄8年(1565年)戦国時代真っ只中
金光坊は俺と似ている。あまり優秀ではない。何よりリアリティ(現実感)を失う性向がある。自殺行の当事者でありながら、当事者意識に欠ける。まるで俺自身を見ているかのようだ
金光坊は転覆した小舟から投げ出され、海上を漂流、翌日近くの島に流れ着く。その島で補陀落渡海を見送った漁民たちに、再び小舟に閉じ込められ、海に流される
劇的な物語を描く冷静な筆致が胸を突く。
戦国時代。人身は殺伐としていた。永禄年間といえば、武田信玄、上杉謙信、織田信長の時代である。
金光坊が渡海した永禄8年は武田信玄が嫡男・義信を幽閉し自害に追い込んだ年。
その前後
永禄3年…桶狭間の戦い
永禄4年…第4次川中島の戦い
永禄11年…織田信長が足利義昭を奉じて上洛。
乱世である。
だから金光坊は渡海を強制された。現代は如何?表面的には平和に見える。しかし、俺は死なねばならない。
いいよ。構わないよ。俺は金光坊なのだ。
補陀落渡海まであと22日 日付変わって9月4日。強制執行まであと21日。俺の命もあと21日
井上靖『補陀落渡海記』を読んで思い出した
俺は父と潮岬に行った。金光坊が渡海(捨て身の自殺行)した補陀落寺に近くにあった(当寺は現存せず)
紀伊半島の南端、潮岬の寺院といえば、那智山青岸渡寺(なちさん・せいがんとじ)が有名である。
那智の滝は滝そのものが御神体。何しろ日本は歴史があり、さらに京都・奈良に近い和歌山は伊勢神宮(三重県)にも近く、まさにあの周辺は日本史の原点といってもいい
神社仏閣はたくさんある。そして神仏習合によって、神社の中に仏像があったり、お寺の中に八幡宮があったり、なかなかカオスである
那智山青岸渡寺は観音信仰・西国33カ所巡礼の1番札所。
そして紀伊半島から遥かに太平洋を臨む
紀伊半島の展望台に立ち、太平洋を臨むと、確かに地球が円いことが分かる。水平線が僅かに彎曲しているのだ
その時。父と俺はお互いに写真を撮った。携帯に付いてるカメラなどはなかった。フィルムを巻きつける普通のカメラである。
父はいつも通り難しい顔をしていた。俺は父が亡くなったとき、その時の写真を遺影に使った
俺が死んでも葬式はない。骨を拾ってくれる人もいない。従って、俺の遺影は、ない
あと21日で俺の人生は終わる。補陀楽へ漕ぎ出そう
すべての人よ。安らかであって下さい 喘息発作
ステロイドパウダー吸引して耐える
強制執行まで生きられないかもしれない
それも人生の終わり方 強制執行まであと19日。任意自殺まであと19日。余命19日
『大統領の執事の涙』(2013年)観る。主演フォレスト・ウィテカー。7代に渡る米国大統領(アイゼンハワーからレーガンまで)に仕えた黒人執事の物語
懐かしい黒人俳優。俺がウィテカーを知ったのは『プラトーン』(1986年)がきっかけ。 同年『ハスラー2』でポール・ニューマンをカモるハスラー(詐欺師の意味)役
その後、『クラインゲーム』のゲイ。『フォーンブース』の警部。
そして2006年『ラストキング・オブ・スコットランド』のアミン大統領役でアカデミー主演男優賞
プラトーンから30年か…
あと、大統領役はアイゼンハワーがロビン・ウィリアムズ(天才芸の持ち主) ニクソンがジョン・キューザック。レーガンがアラン・リックマン。
アラン・リックマンも懐かしい。『ダイハード』(1989年)のテロリスト役である
淀川長治ではないが、「映画は人生そのもの」なり。
映画を観て、Wikipediaを参照することで、まるで昔の日記を読み返すように、自分の人生を振り返ることができた。
ちなみに『大統領の執事の涙』は、日本では異なる売り出し方をしているが、米国では公民権運動(黒人差別撤廃運動)の歴史を描いた映画である
『プラトーン』『ハスラー2』から30年。過ぎ去った自分の人生の出来事が浮かぶ。
ありがとう。本当にありがとう
俺の人生、まんざら悪くもなかった。いい映画に出会えた。
強制執行まであと19日。自殺するまであと19日
急げ!ダッシュだ! 9月7日(月) 強制執行まであと18日。任意自殺まであと18日
芥川龍之介『或る日の大石内蔵助』読了
吉良邸に討ち入って本懐を遂げた後の大石内蔵助の一日を描いた傑作短編。赤穂47士のうち、細川家預かりとなった大石内蔵助を始めとする16人の赤穂浪士。幕府の沙汰を待つ大石内蔵助の心境を描く
芥川龍之介の心理描写は秀逸である。まさに「人生を銀のピンセットで弄んでゐる」ごとし。
元禄15年12月14日(旧暦)。吉良邸討ち入り
翌元禄16年2月4日(旧暦)。赤穂浪士全員切腹
討ち入りから切腹まで50日。
大石内蔵助は優秀な人だから、切腹を申し渡されることは分かっていた。Xデーはいつか?俺が大石ならそれだけを考える
しかし芥川龍之介『或る日の大石内蔵助』には「切腹」の文字は出てこない。大石はあくまでも淡々として、細川家江戸屋敷において、読書に勤しんでいる。
或る日の大石内蔵助
或る日の「平成27年(ワ)○○○号元被告」
ついつい大石と自分とを比べてしまう。
大石内蔵助は立派だ。彼は47人のグループを率いるリーダーであり、偉業を成し遂げた。
俺は馬鹿だ。ひとりぼっちで何もしていない車椅子の寝たきり障害者
しかし、死を沙汰を待つだけならひとりでいたい。大石内蔵助もそう思うに違いない。16人の同僚と一緒にいるのは煩わしい。だから大石より俺のほうが恵まれている。
或る日の大石内蔵助
或る日の「平成27年(ワ)○○○号元被告」
あと18日で俺も切腹だ。それでいい
あら楽し 思いは晴るる身は捨つる
浮き世の月にかかる雲なし/大石良雄・辞世
あら不思議 思い出もなく身は捨つる
寝たきり車椅子は電脳宇宙遊泳する/平成27年(ワ)○○○元被告
なお、芥川竜之介『或日の大石内蔵助』は青空文庫ですぐに読めます(無料) めまい。動悸。呼吸困難
鏡に映る自分の顔を見て愕然とする。
目は濁っている。ムーンフェイスは醜い。浅黒い。腫れている。
ムーンフェイスは心臓病。肌が荒れているのは気管支喘息薬ステロイドの副作用
これでは人前に出るのは控えるべき
あと何日だっけか?
9月のカレンダーにカウントダウン日数を書いているのだが、超近視の俺は裸眼では見えない。あと18日か
お酒を断ち、意識クリアのまま、最後の最後まで生き抜け
礼儀正しく、人に優しく、微笑みを絶やさず、紳士として生き抜く。そして死ぬ
息苦しいので卓上扇風機を、至近距離から顔面に吹き付ける。鼻と口に風を当てることで呼吸を助ける
生きる。あと18日。
汝の敵を愛せ
迫害する者のために祈れ 1…心臓いよいよヤバい。頻脈→不整脈→暴走なう。脈拍110。旧式薬では薬効なし
2…神戸に呼吸器内科の専門医は少ない。よって喘息の確定診断は難しい
1と2より、ベータブロッカーを服用するしかないぞ。ベータブロッカーには気管支筋肉を収縮させる副作用あり。
あちらを立てればこちらが立たず。心臓を立てれば喘息が立たず。
2次方程式の「解」はベータブロッカーとステロイドパウダーの両服用
ステロイドはあまり使いたくないが、命には代えられない。
強制執行まであと何日だ? 狭心症や喘息発作なんぞで死んでたまるか。同じ死ぬなら俺はカッコ良く死ぬんだ。
狭心症や喘息などの病気には負けたくない。最後まで戦う。そして強制執行には俺の命を差し出す。運命を受け入れるのだ。 アドエア250吸引。嗽(うがい)なし
嗽という文字から、何の脈絡もなく、夏目漱石を連想
枕石漱流(ちんせきそうりゅう)…石に枕し、水流に口漱(くちすすぐ)ぐ
夏目漱石は変骨だったから漱石(石にくちすすぐ)を号とした
俺はステロイドパウダーを吸引しても嗽はしない。俺は漱石ほど変骨ではない。気管支喘息を緩和するために、ステロイドを薄めない。
あとはベータブロッカーの薬効次第
時間がない。映画を見て、読書をする。俺は運命は受け入れるが、病気とは最後まで戦う
私は降伏もしないし、撤退もしない@ウィリアム・トラヴィス中佐(アラモ砦の司令官) 気を抜いたら1日過ぎてしまった
1日取り返すぞ。猛ダッシュ。あと17日
終活だ。
心臓暴走中。なんとかなる。呼吸器系は小康状態
強制執行まであと17日。任意自殺まであと17日 台風接近。雨の中、傘を差して電動車椅子。ベータブロッカー処方してもらうに行く
心臓暴走中で咳き込む俺に医師は「保険証拝見」
警察官がクルマを止めて、運転手に免許証を見せろというあのノリ
震える手で保険証を取り出し医師に提示する。あれだけで血圧と脈拍が10ポイント上昇したのは間違いない
まあ、いいけど。医療費負担で国家財政は破綻の危機にある。医師の行為は仕方ないよ。俺はもう誰も恨まないし、誰も憎まない
この世に微笑みだけを残して死んでゆく
強制執行まであと16日だ。
しかしベータブロッカーなんか飲んで意味あるのかよ?
神風特攻隊を描いた映画『君を忘れない』 木村拓哉の捨て台詞
「歯なんか磨いてどうするんだよ」
それが人生だ
出撃まであと16日
俺に靖国神社はない。 志賀直哉『灰色の月』読了。といってもpdfで僅か2ページの小品
俺が中学2年生のとき、国語の教科書に載っていた。
山手線に乗り合わせた少年工。
「一歩手前ですよ」
何の一歩手前か?
中学生の俺は嘔吐する一歩手前だと思った。しかし餓死する一歩手前が正解
『灰色の月』は昭和20年10月16日の出来事。
昭和20年10月と、俺が中学生だった昭和50年代とでは、同じ「一歩手前」でも次元が違う
俺が中学生だった頃、豊かな日本で餓死など考えられなかった。しかし、平成27年のこんにち。日本で餓死者は続出している
何より俺自身が強制執行を掛けられて、家を追い出される。その前に死ななければならない。
電車の中で、栄養不良から意識朦朧となり、渋谷から渋谷まで山手線を一周してしまった少年工。彼の最後の独語
「どうでも、かまわねえや」
どうすることも出来ないのだ。志賀直哉は、暗澹たる気持ちのまま渋谷駅で下車した
運命を受け入れるのだ。
兵庫医大に献体登録しているのだが、自殺したら献体はできない。これだけが心残りなり
『灰色の月』を読んだ男が二人いる。ひとりは14才。もうひとりは50才。14才の少年に謝りたい…
すまん βブロッカー正念場
新しい薬に身体と心臓が慣れるまで、無理はできない。副作用はこれから。心臓が止まれば副作用も何もない。
微熱あり
扇風機を顔面に吹き付けて呼吸を助ける
最後まで戦う。強制執行まであと16日。最後の日まであと16日 我が一族は自殺が多いと思われる
8年前に叔父が自殺した。俺がやると3親等間で2人目になる
叔父の自殺は会社の倒産が理由。2007年3月20日。自宅風呂場にて包丁で割腹。
3月下旬は自営業者の自殺が多発する。決算期末を控えて生かすも殺すも銀行次第。銀行から見切りをつけられた零細企業は倒産する
銀行は貸してくれないので、叔父はカードローンによって借り入れをしていた。連帯保証人は妻の弟。
それでも足りずに親類縁者から金を借りまくる。挙げ句の果てには自分のところで働いているバイトのおばさんにまで1000万円単位で借金
俺も貸していた。
悪いことは立て続けに起こる。叔父が割腹する2ヶ月前。俺は、今の車椅子生活の原因となる脚の負傷をした 叔父は割腹自殺した。自宅風呂場にて包丁で腹を5箇所刺した
素人が割腹して死ねるわけがない。叔父は救命センターに搬送されて、ICUの中で70日間生きていた。
3月20日に叔父自殺決行。4月初めに会社倒産。5月30日に叔父死亡。自殺に健康保険は利かないから、治療費は実費負担。
まさに地獄である
叔父が死ぬと、相続問題が発生する。俺の父は昭和の時代に亡くなっている。父(叔父の兄)がいないので、俺も相続人なのだ。相続放棄しなければならない。
しかし俺は債権者だった。両松葉杖を突いた債権者だった。しかし相続放棄しなれば俺は叔父の負債を背負わなければならない
一族は離散した。
俺は教訓を得た。
人が自殺するとき、周囲にはウソと隠し事が増える。
あと16日。 咳が止まらない。βブロッカーの副作用、気管支筋肉の収縮か?
ステロイドパウダーと卓上扇風機顔面吹き付けで凌ぐ。
地獄のこの世を何とか生きている。天国を待つ
ひたすら天国を待つ
強制執行まであと15日、任意自殺まであと15日 あと2週間かぁ
再来週の金曜日には俺はこの世にはいない。これも運命だ。
裁判はあっけなかった。俺は子供の頃から空想癖があった。法廷の被告席に座っていても、リアリティ(現実感)がなかった。
神戸駅からタクシーに乗って(ワンメーター)、松葉杖で歩き、フラフラに疲れていたのも一因であるが、頭がうまく回転しなかった
弁護士には断られたので、俺ひとりで法廷に車椅子で立った。そして裁判に負けた。
神戸地裁民事6部(みんろく)といえば、債務不履行専門部署
民6の事務所に準備書面を持って行ったとき、事務官がコピーを取っていた。コピーの原文は「手書き」だった。
そう、弁護士にも相手にされない俺のような被告が、手書きの書面を提出して、絶望的な戦いをするのが神戸地裁民6である
もういい
運命を受け入れよう
微笑んで、すべての人に優しくして、この世にお別れしよう 台風一過、穏やかな日和。リハビリに行こうか
松葉杖で歩くだけでもよい。外の空気を吸うだけでもよい。脚というより全身の運動。
死ぬまで日常生活を大切にしたい
一日一日が本当に愛しい
稀覯の葡萄酒が一滴一滴落ちてゆくような時間。βブロッカーはまずまずの効き目。
あと14日。 日付変わって強制執行まであと13日。俺が死ぬまであと13日
心臓ヤバい。血管性耳鳴(けっかんせい・じめい)といって、心臓の拍動と同期して耳鳴りがする。右耳の奥が鳴る。自分の右耳で心臓をモニターしている感覚。心電図を取らなくても、脈が速く、そして飛び飛びに乱れているのが分かる。
これも運命だ。受け入れよう。
汝を敵を愛せ。迫害するもののために祈れ
その前に俺自身のいかれた心臓を愛そう。俺がこの世に生まれてから今まで、俺のために休まず動いてくれたのだから。
ご苦労さん。今までありがとうね。βブロッカーでも限界がある
運命を受け入れるのだ。
強制執行というのは玄関ドアを蹴破って入ってくるらしい。そして、バイトが家財道具一切を搬送して持って行く
俺には耐えられない。死ぬよ
これも運命だ 心臓いよいよヤバい
旧式カルシウム拮抗薬なら増量(3錠→6錠)しても良かったが、βブロッカーは増やしていいのかどうか分からん
ネットで調べるか
深夜の発作はまだ助かるらしい。
狭心症→深夜発作
心筋梗塞→早朝発作
脚のリハビリを頑張りすぎると心臓に響く
二重苦、三重苦なり
あと13日だ。頑張れ! βブロッカー。通常
1日3錠(60mg)
しかし
1日12錠(240mg)まで漸増可能
薬価1錠あたり15円
15円、15円、15円。薬価15円の薬に縋る人生。
明日は焼き肉を食べたい。最後の贅沢なり。焼き肉を食べるために、心臓よ頑張れ! 22:00頃軽い発作
動悸、耳鳴り、両手のひらの痺れ
どうしていいのか分からん。βブロッカー増量して安静にする
強制執行まであと12日。今さら大病院で心電図を取ったり、造影剤を注入して冠動脈の閉塞具合を検査する必要性は認められないわな
心臓の不具合は、天の配剤なり
俺に、自殺ではなく、心臓発作による死を与えようとしてくれているのかも知れない
運命に感謝しよう 区役所の福祉課の人くる
裁判所の執行官から連絡があった模様
家の中を見せろと言われたがゴミ屋敷ゆえ断る
右足不随で松葉杖と電動車椅子の寝たきり、狭心症、気管支喘息、いったいどうせよというのか
ここで死ぬよ
あと10日で強制執行、それまでに任意自殺しよう 般若心経唱える
瀬戸内寂聴の現代語訳読む
俺にはよく分からない
宗教というのは今の俺のような人間のためにある、ということは分かる
この世はもはや絶望的。あの世に賭ける。
誰も恨むな。この世に恨みを残して死んではならない。微笑んで死ぬんだ。自殺者が最後にできる善行なり 日付変わって9月16日。今日は俺の誕生日だ
そして強制執行まであと9日。任意自殺まであと9日
いよいよ人生も押し詰まってきた。
国勢調査の回答をした。10月1日にどこに住んでいるか?天国
ジョークだよ。(強制執行で退去させられる)自宅の住所を書いた。神様許してください。
人生は素晴らしい。 誕生日
βブロッカーの副作用と思われる呼吸困難あり
一度の呼吸で俺が必要とする酸素を賄えない
息苦しい。胸苦しい。心肺機能衰えている
ひろさちや読む。2ちゃん脳には長すぎる。要点だけ手短に書いてくれんか。俺にはあと9日しかない O・ヘンリ作品集読了。パブリックドメイン著作物
最後の一葉、賢者の贈り物ほか定番モノ
なんせ残りの人生9日しかないから、小説を読むなら短編に限る。
O・ヘンリの作品のように、最後の一行で俺の人生を大ドンデン返しできるのなら僥倖であるが、小説と現実とは違う
やはり死ぬしかなさそうだ
O・ヘンリなら『失われた混合酒』The Lost Brandyがイチオシ。新潮文庫で再読したいが、電子版はないだろう。なら諦めるしかないわな。俺は諦めるのは得意なのだ
強制執行まであと9日。任意自殺まであと9日。今日は俺の誕生日。ドコモからおめでとうメール着た。 アネット・ベニング『めぐり逢い』観る
アネット・ベニングが出てなければ見なかった映画
アネットは『アメリカンプレジント』『アメリカンビューティー』に出ていた美人女優。俺のイチオシ
エンパイヤステートビルが天国に一番近い場所だった頃の作品『めぐり逢い』@デボラ・カー のリメイク版
大富豪なのにアネット・ベニングは手漕ぎ式車椅子に乗っている
俺みたいな貧乏人で、重大な債務不履行で訴えられ、弁護士なして被告席に車椅子で着き、裁判で玉砕した貧民でもハンドル型電動車椅子に乗っているのに、アネットが手漕ぎの車椅子か。時代を感じる
アネット・ベニングは美しい。HDでないのが残念
ただし本作品は興行的には大失敗した。制作費に6000万ドルかけて、興行収入は1500万ドル。キャサリン・ヘプバーンが出演した最後の作品。キャサリンのギャラが高すぎた。
強制執行まであと9日。任意自殺まであと9日。アネット・ベニングをもう一度観たい 強制執行まであと8日。俺の寿命もあと8日
静かに自分を見つめ、人生を振り返っている
人生には幸福も不幸もない。考え方次第でどうにでもなる@シェークスピア
しかし、自殺で終わる人生は不幸だろう
人生の終点が自然死か自殺死かの違いは、幸福不幸の「査定」において、影響は大きいと思う
何とか生きてきた。惨めな人生をトボトボ歩いてきた。最後の8年は松葉杖、4点支柱杖、手漕ぎ車椅子、電動車椅子で歩いた。
須磨区役所の福祉の方には感謝している。俺みたいな落ちこぼれにも手を差し伸べてくれた
しかし今の俺に必要なのは福祉ではなく、般若心経である
宗教というのは俺のような人間のためにある。仏教もキリスト教もイスラム教もあの世を認めている
この世がにっちもさっちもいかなくなったので、あの世に亡命する
俺は誰も恨まない。この世には微笑みだけを遺したい 強制執行まであと8日
任意自殺まであと8日
最後にポール・ニューマンの法廷モノ『評決』を観たい。大学生のとき、視聴覚室で何度も観た。学習用だから、日本語字幕など付いていない。何度観ても理解できなかった。俺の英語力は小学生レベルである
ポール・ニューマン、シャーロット・ランプニング。ジェームズ・メイソン(敵役の弁護士)
しかし『評決』を観るのは難しい。被告席を実際に経験した人間にとって、そして敗訴した人間にとって、法廷映画は禁忌である
思い出してしまうのだ。
米国の裁判は知らないが、日本の裁判はあんな格好良くはない。民事裁判は書面審査である。書面を法廷の事務所に提出するだけ
乙1号証、乙2号証…
自分で写真を取り、証拠説明書を書く
俺はすべて自分で手書きした。そのコピーを原告と裁判所に提出する。
手数料(郵便料金)。裁判所は現金を受け取らない。すべて郵便切手で決済する。俺は知らなかった。俺は事務所で聞いた。
郵便局はどこですか?
500メートル向こうです
面白いジョークだ。車椅子の上で俺は苦笑いした
神戸地裁民事6部(みんろく)とはそういうところである。
判決文と一緒に俺が提出した郵便切手1050円が返送されてきた。原告には俺が作成した書面を郵便で送りはしないのだ。FAXで送るのである。
『評決』を観て、あんなアホらしい話を思い出したくはない
俺は誰も恨まない。
微笑みをだけを遺したい 強制執行まであと1週間
任意自殺まで残り7日
来週の今頃、俺はこの世にはいない。
アネット・ベニング『アメリカンプレジデント』観る。大統領役はマイケル・ダグラス。
HD版の映像は美しいが、女優のメイクは大変だろう。
アネット・ベニングを観るのが目的だったが、米国大統領が出てきた。理想的な大統領を演じるマイケル・ダグラス。しかしこの世はそんなきれい事ではすまんだろう
俺は、一族から自殺者を出し、俺自身裁判所の被告席に車椅子で立った人間だから、それなりにこの世の地獄模様については一家言持っている
悪貨は良貨を駆逐する
↑…これに尽きるのだ
マイケル・ダグラスのような100人の良貨は、俺みたいな1人の悪貨によって駆逐される。この世は地獄。だからあの世に縋るしかない
アメリカンプレジデントは夢物語である。16年前の作品。このときアネット・ベニング41歳
徹夜で観た。寝込んでいるとアマゾンから4点支柱杖の配達があったようだ。熟睡していて玄関チャイムに気づかなかった。
この世における、俺の最後の買い物だろう。来週の今頃、俺はこの世にはいない。
強制執行まであと1週間 強制執行まであて4日
任意自殺まであと4日
最後の喫茶店
喫茶店のモーニングセットは30年前から食べてきた。当時は珈琲、トースト、目玉焼き(ゆで卵)で300円だったか?
いまは400円(トースト玉子)、500円(トーストハムエッグサラダ)セットがある
喫茶店の売り上げのうち80%はモーニングセットで稼ぐといわれたものだ
昼間はサンドイッチセット
喫茶店も飽きた
もういいや あと3日なり
吉野家なう。ローラが麦とろのポスターで微笑んでいる
みんな幸せになってください
電動車椅子、バッテリーはギリギリ 強制執行まであと2日
死に場所探すのもあと2日
昨夜呼吸困難激しく、死ぬのでないかと期待したが死ねず
アルベール・カミュが書いてることは正しい
ガン患者が交通事故で死ぬことはない
自殺志願者か喘息発作で死ぬこともない 母を訪ねて3000里
死に場所探して電動車椅子バッテリー残5
なかなか首を吊るのに適当な場所はないものだ
防犯カメラだらけ 強制執行まであと2日
それまでに死に場所を見つけること
なんか電動車椅子でさまよってるとサリンジャーの『ライ麦畑で捕まえて』になった気分
ええ年こいたオジサンがホールデン・コールフィールド少年でもあるまいに
絵に描いたような中2病なり
気の利いた公園を見つけたのだが、ロープを掛けるフックがない。うーん…
しかし秋の神戸は美しい
日本晴れだ 彼岸花発見
俺は写真撮って画像アップなんてしないよ。視聴率稼ぐのが目的じゃないからね
彼岸花。近くで観ると確かに毒々しいわな
雄蘂が花冠の外周沿って反り上がっている
逆立ちのシャンデリアのような花。色は赤
お彼岸か おっとええとこ見つけたぞ
公園
植栽内訳
さくら10本
ぼけ 45本
ぼけか。『草枕』だったか、拙を守って田園に帰る、拙を守る人がぼけに生まれ変わる、とか漱石が書いてたな。
余もぼけになりたい
そんでぼけの花か樹は?どこにあるねん?
ホールデンおじさんには見つけられん ぼけの花期は3〜4月。春の花か
そりゃ、見つからんわな。来年。この公園で、俺はぼけに生まれ変わって、花を咲かそう
いい場所だ。少年たちがバスケットボールをしてる。俺らの時代は野球だったけど、いまの子供はバスケだ。良く言えば都会的に、悪く言えば土地が狭くなったのよ、この国は
野球で思いっきりかっ飛ばしたら、民家のガラスを割ってクレームの嵐
でもバスケはいいなあ。俺もバスケしたかった
時間がない
明後日、執行官が踏み込んでくる
生きて虜囚の辱めを受けず
生きて強制執行の辱めを受けず
自決だ
準備しないとなあ 俺は死出の旅路に出るわ
生きて虜囚の辱めを受けず
生きて強制執行の辱めを受けず
俺は誰も怨んでないよ。みんな仲良くしよう。
@平成27年(ワ)第671号建物明渡請求事件 元被告 ツラい人生だったわ。ずっとイジメられた
最後は破滅した。親族がいちばん怖ろしい
叔父に財産の管理を委ねて全部とられるのは、漱石の『こころ』の先生のパターン
先生も自殺したなあ
先生が私に長文の手記を寄せた理由がよく分かる。
人は自殺する前、強烈な孤独に苛まれ、猛烈に人恋しくなるものだ。今の俺がそうだ
これは運命なのよ。受け入れよう。
先生の叔父とは違い、俺の叔父は自殺したのだ。悪いことは同時に起きるものである。叔父が自殺したとき、俺は右足を複雑骨折して、松葉杖状態だった。叔父は亡くなり、俺はそのまま車椅子生活
やがて債務不履行で告訴され、明日強制執行が来る
運命を受け入れるのだ ごめんなさい
死ねなかった
いま電動車いすと共に高野山にいる
関ヶ原の戦いで徳川に刃向かい、死罪のところを高野山に配流された真田昌幸の心境なり
ほんとうにゴメンナサイ
死ねなかった。号泣 土手の下から見上げる常磐線(佐貫駅の1番線から出発する上野東京ライン常磐線特別快速上りE531系)
https://www.youtube.com/watch?v=AoIoJlmCCHI
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