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お久しぶり?
0001莉那
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2021/08/23(月) 20:34:49.21ID:3DVoj0sy
処女作の2個目。
0002莉那
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2021/08/23(月) 23:12:48.02ID:okCQoQnR
#1 スタンバイ!誕生!愛紡ぐ旋律戦士!
―3年後
「おはよう琴乃!」「おはよう、愛歌。」
私は桜木愛歌、今日から中学3年生。夢は歌手になること!私は知らなかった…歌を司る戦士になることなど…
―夕方
「きゃああ〜っ!」「琴乃…!」
(私は琴乃を守れないの…?琴乃は私の友達なのに…?いや、違う…私は琴乃を守りたい…私よ、私に力を貸して…)
私の胸元から淡い光が飛び出ると、小さなチューナーに変わる。
「マジカルポップス、セットアップ!」
私が叫ぶと、ネグリジェから桜色のワンピースドレスに早変わり、スカートは桜色、桃色の2段になる。胸元にリボンが広がり、足に桜色のブーツが装着されハートの宝石が煌めき、腕に手袋がはめられる。スパッツを履き、耳にハートの宝石を着ける。髪は桜色のサイドテールに結ばれ、リボンが結び目に飾られる。
「心紡ぐ、愛の調べ!マジカルポップス!」
「何ーっ?!マジカルちゅーんずの生き残りだと?!けしからん、消え去ってやるわ!」
「はあっ!」
私が叫ぶと、小さな聖杯が現れた。
「愛よ聖なる光となれ!ハートカリス!」
それを回し、光を集める。
「ハートセラフィック・シャイニング!」
変身を解き、琴乃をお姫様抱っこする。
「琴乃、私マジカルちゅーんず!に変身できたよ。(私は皆を守る。守ってみせる。)」
「愛歌ちゃん、凄かった。まさか私を継ぐ戦士が表れるなんて。まあ、愛歌ちゃんなら大丈夫か。期待してるよ、愛歌ちゃん。」
「…はい!」
これから始まる戦いは楽じゃない。そう感じた夜だった。

次回予告
琴乃に正体を知られた愛歌。愛歌がピンチになった時、2人目のマジカルちゅーんずが生まれる。「愛歌に任せておけるわけないでしょ?」
#2 大好きな友達!マジカルロック誕生!
0003莉那
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2021/08/24(火) 14:19:00.23ID:sbVxFiTa
#2 大好きな友達!マジカルロック、覚醒!
―琴乃side
《ハートセラフィック・シャイニング!》
その技のような声が耳から離れない。
(私、夢を見ていたのかしら…。でも、間違いなくあの声は愛歌としか思えない…)
朝。愛歌と合流した私は彼女が胸元に着けてるコンパクトに目を向ける。
「ねえ、それさ…私を助けてくれたマジカルポップスが着けてるのと同じだよね?」
「…え?そうかな?琴乃、行こうよ!」
彼女は思わずはぐらかす。
(やっぱり愛歌がマジカルポップスか…)
夕方。私と愛歌は下校していた。すると、露出の高いビキニの女性が現れた。
「あ〜ら、誰かと思えば…まあいいわ、消し去るのみよ!…ただの女子学生には無理よね?」
彼女は胸元からコンパクトを外し、胸元で構える。「マジカルポップス、メイクアップ!」
愛歌を包む桜色の光が私の前に現れると、一瞬で私を助けてくれた少女に変わる。「心紡ぐ愛の調べ、マジカルポップス!」「やっぱり…私を助けてくれたのは愛歌だったんだ…」私が思わず呟くと、愛歌もとい、ポップスは私に軽く口づけした。「ごめんね、ヒロインは正体を隠す物だから思わず…琴乃を巻き込みたくなかったんだ…」彼女は宝石をつけた聖杯に口づけし、必殺技を出す体制になる。
「ハートセラフィック・シャイニング!」
私が夢で見た技だ。しかしそれがビキニの女性により跳ね返された勢いでマジカルポップスから愛歌にもどる。
「…許せない!私の大事な…大好きな友達をこんな酷い目に遭わせたあんたを許さないから。いや、違う…。」私は後ろにいる愛歌を見た。「愛歌に任せておけるわけないでしょ?咲き誇れ。ラブ満開、だよ♪」私が微笑むと新たなマジカルチューナーが生まれた。「マジカルロック、チューンナップ!」私がネグリジェを纏うと、それが青いワンピースドレスに早変わりする。藍色と青色の2段スカートになり、足が藍色のブーツになる。腕に手袋が装着され、アウィンの宝石が輝く。髪がふわりと靡き、それがポニーテールに変わる。ブーツにも宝石が飾られ、耳にスペードが着けられる。スパッツを履き、地面に舞い降りた。
「心紡ぐ、勇気の調べ!マジカルロック!」
「こ、琴乃…?」私の姿に驚く愛歌。
「ほら!2人でチューンナップするよ!」「…!マジカルポップス、チューンナップ!」
「心紡ぐ、愛の調べ!マジカルポップス!」
「心紡ぐ、勇気の調べ!マジカルロック!」
「「2人が紡ぐ音楽の調べ!マジカルちゅーんず!」」
「いくよロック!」「OKポップス!」
聖杯と聖剣を出し桃色と青色の光を出す。
「「愛と勇気よ今1つとなれ!マジカルドリーム・イルミネーション!」」
「愛歌、改めてよろしくね」
「うん、琴乃!2人でチューンナップしていこう!」「ふふ、そうだね。」

次回予告
2人の戦いを見ていた音黄光里。2人がピンチになった時3人目のマジカルちゅーんずが誕生。
#3 ほんわか笑顔!マジカルテクノ誕生!
0004莉那
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2021/08/24(火) 16:54:36.84ID:VExaIovB
#3 ほんわか笑顔!マジカルカントリー誕生!
「あれって…琴乃さんと愛歌さん…?」
わたしは音黄光里。音楽が大好きでドラムを練習している。最近現れる魔法少女が琴乃さんと愛歌さんであることを見抜いた。
―翌日、夕方
「…あの、愛歌さん、琴乃さん」
「ん?…ルーナだよ、愛歌!」「行こう!」
「「マジカルちゅーんず・チューンナップ!」」
2人はマジカルポップスとマジカルロックに変身を遂げる。
「心紡ぐ、愛の調べ!マジカルポップス!」
「心紡ぐ、勇気の調べ!マジカルロック!」
「「2人が紡ぐ友情の調べ!マジカルちゅーんず!」」
名乗りを決めると、武器を取り出し私を守ってくれた。
「音葉、今すぐ逃げて!」「私達は大丈夫だから!」
2人に説得されたが…わたしは2人の前に出てふわりと微笑んだ。
「…琴乃さん、愛歌さん。わたしを誰だと思っているのですか?わたしはすでに、これを持っています。」
「えっ…」「じゃあ…3人目って…?」
「マジカルカントリー、チューンナップ♪」
黄色い光がわたしを包み、黄色のワンピースドレスは黄色と橙色の2段スカートに、短いブーツを履き、ブーツと手袋にシトリンの宝石が輝く。髪はふんわりとツインテールに結ばれ、片方にクラブが飾られる。スパッツを履き、ふんわりと地面に舞い降りる。
「心紡ぐ希望の調べ、マジカルカントリー♪」
黄色い衣装に身を包んだわたしは2人に向き直った。
「これがマジカルちゅーんずの力ですか…凄く、体が軽いです!」
わたしはブーツに着けられた宝石を取るとそれがバトンに変わる。
「光よ集まれ、クラブバトン!」
バトンを回し、光を集める。
「クラブエスポワール・シュート!」
「「凄い!!」」
わたし達は変身を解いた。
「ねえ、光里…私達さ、同じマジカルちゅーんずなんだからタメ語で名前で呼び合わない?」
「…うん!よろしくね、琴乃。愛歌!」
そのとき…
「ねえ…あなた達がこの学校を守ってくれてたの?」
「「「え?!」」」
「ちょっと玲奈。ごめんね、私は菱山明里。この子は光水玲奈。」
「ありがとう、2代目マジカルちゅーんず。これを3人に託すわ。」「期待してるよ、後輩」
「「「はい!」」」
「あの子達が…この学校を守ってる人?」
次回予告
愛歌、琴乃、光里は4人目探しに明け暮れる。
「待ちな!私の友達をこんな目に遭わせた罪、悔い改めてもらうよ!」
#4 燃え上がる感情!マジカルクラシック!
0005莉那
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2021/08/24(火) 17:28:51.73ID:tYKgu/rc
#4 燃え上がる感情!マジカルクラシック!
「あの、あなた達がマジカルちゅーんずなんだよね?」
金髪のポニーテールをした少女が私達に近づいてくる。
「いきなりでごめんなさい、私は西条真奈。よろしくね。」
「あ…私は…」
そのとき、どーんと音がなる。私と琴乃は真奈の手を握り、チューナーを取る。
「そこまでよ!」「くっ…またあんた達か…」
「私達は真奈みたいな人を守るのが使命!いくよ!」「「うん!」」
「「「マジカルちゅーんず・チューンナップ!」」」
「心紡ぐ愛の調べ!マジカルポップス!」
「心紡ぐ勇気のしら
0006莉那
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2021/08/24(火) 18:06:47.28ID:IBEQASaw
「心紡ぐ、勇気の調べ。マジカルロック!」
「心紡ぐ希望の調べ。マジカルカントリー」
「「「3人が紡ぐ友情の調べ!マジカルちゅーんず!」」」
「凄い…あれがマジカルちゅーんずの力…」
私はポケットに入れたマジカルチューナーを取り出す。
(私がマジカルちゅーんずになれる訳ない…違う、なれる!私は3人を守る…それが、私・西条真奈の使命!!)
私は胸にチューナーを当て、3人の元へ行く。
「真奈、逃げて!」「危ないよ!」「真奈…」
3人の声に私は少しだけくすりと笑う。
「愛歌…琴乃…光里。私は逃げる訳ない…だって私は、生徒会長の西条真奈だから…!!」
私は天へチューナーを掲げ、呪文を唱える。
「マジカルクラシック、チューンナップ!!」
緑色の光が私を包み、3人と色違いの緑色の衣装に変わり髪はミディアムになり一部がサイドテールに結わえられ、ダイヤのリボンに変わる。長いブーツを履き、スパッツを履き地面に舞い降りる。
「心紡ぐ真実の調べ!マジカルクラシック!」
私は3人に振り向いた。
「あれが…真奈…?」「「かっこいい…!」」
「3人共、私に任せて!クラシックフルート!」
「真実よ煌めけ!ダイヤトゥルーウィンド!」

次回予告
#5 5人目を探せ!愛歌と真奈ケンカ?!
0007莉那
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2021/08/27(金) 23:05:09.96ID:xlgWQFPI
ごめんね。一応没にする。


雨沢里美(あまさわ・さとみ)
ベテラン刑事の28歳。一人称は私。所属は警視。イメージはキントリ6話の女性警官。数年後を描く最終回では15歳の娘がいる。
晴野優依(せいの・ゆい)
探偵志望の高校2年生。一人称は私。ミディアムヘアで数年後を描く最終回では里美の後輩刑事、3才の娘がいる。
雨沢瞳
里美の娘。9話までは小学5年生、最終回では15歳の中学3年生に成長している。
晴野愛依
由衣の娘。最終回で3才の誕生日を迎える。瞳を瞳姉ちゃんと呼ぶ。
高部聖子(たかべ・せいこ)
里美の同期。優依を優依ちゃんと呼び可愛がる。
桜庭桧李(さくらば・かいり)
男性刑事。聖子及び里美の同期。
長門聖夜(ながと・せいや)
男性刑事。優依の事が気になっている。3人の同期。
0008莉那
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2021/08/28(土) 16:21:40.47ID:jmjKqGi3
#1 新コンビ結成!事件は私達が解きます!
―2023年
「雨沢さん?今日…」「ええ。分かってるわ」
私は雨沢里美。今日から警察官8年目に突入します。(愛美…会いたいな…)
―海浜青葉高校
「由依ー、おはよ〜!」「朋ちゃん!おはよ」
私、晴野由依!今日から高校3年生!
私は知らなかった。ベテラン刑事と共に事件を解決していくことなど…
「じゃあ由依、明日ね」「またね、朋ちゃん」
私が公園を見ると、怪しい男性がいた。
(ホームレス?それにしても怪しい…)
その男性に向かって歩くと、その男性は私に飛びかかってきそうになった。
「はあ!!」
私は素早くその男性を背負い投げすると、男性は寝っ転がった。
「やっぱり、通りで怪しいと思ったわ。ありがとう。その制服は間違いなく海浜青葉高校ね」
「はい…晴野由依です。刑事さん?」
「ふふ…私は雨沢里美よ。この際はありがとうね、由依。」
翌日。そのニュースが流れると、私は素早く2階に向かった。
(まさか…昨日の事件がニュースになるなんて…里美さんはどう思ってるのかな?)
学園に向かうと朋ちゃんがいきなりスマホの写真を見せてきた。
「由依、凄いよ!まさか、警察官でも解けない事件を解決するなんて!」
朋ちゃんは私に抱きついてきた。
「いたた…朋ちゃん、苦しいよ〜。(私、探偵志望だけど…里美さんの力になれるかな?)」
その夜、パトロールも兼ねて自転車でそこら辺を回っていた。すると、口喧嘩をしている2人の男女を見た。
「あの、もしかして…」
私は素早く携帯電話を取りだし、里美さんに電話を掛けた。
『由依、どうしたの?今から行くからそこで待ってて』「…はい!」
10分後、里美さんはやって来た。
「由依、どういうことか説明してくれる?」
「はい。えっと…」
「…成る程ね。あの2人、もしかしたら窃盗罪ね。」「えっ?あの、まさか…」「由依の勘は当たってるわ。現行犯で逮捕するしかないわね…由依って探偵志望だったりする?」
「はい。今の高校に居るのも探偵科があるから…」
私の話を聞いた里美さんは私の手を握りしめ目をまっすぐ見つめた。
「お願い、由依。私に力を貸して!」
「…分かりました。いきますよ、里美さん!」

翌日。私が登校すると、スーツを来た1人の女性が。
「あの…って里美さん?!どうして?」
「実は私、由依のクラスを受け持つことになったの。よろしくね、由依。」
里美さんはにこりと柔らかく微笑み、学校に入っていった。
(私、この1年間…すっごく楽しくなりそう!)

次回予告
里美が教師として入ってきたことにびっくりする由依。生徒達が何者かにより閉じ込められたことを知る由依は里美の手を借りず事件を解決するのを決意する…
#2 私に任せて!由依の決意。
0009莉那
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2021/08/29(日) 16:57:12.58ID:FIN9EPcC
最近スランプかなあ?ごめんね。没にします(笑)
0010莉那
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2021/08/29(日) 18:01:52.90ID:FIN9EPcC
あっ。私、先生達書いてなかった…(スクールガーディアンズ、通称スクガン)

ネタを言うと…
ナイドク+夏を生きる(オリジナル小説)+俺スカですかね…
主人公の菜月、実は樹が好きです。(本家の美月は新の事が好きじゃないと思うけどね)
とりあえずやさぐれてる?キャラにしたかった。次書きたいのは最近まで書こうとしていた“AreYouReday?〜君となら〜”です!

あらすじ
2021年、祖父の葬式を終えた天地玲奈は歌手を目指すことを決めた。
「あたし…やっぱり音楽がやりたい…美容師は音楽をやりながらでも出来る」
音楽をやると決めた少女と、彼女の親友である奏絵、柊平、拓真、真咲。
五人の少年少女達の、デビューまでの軌跡を描く。
(玲奈→イメージキャラは私です!自作自演ではありません)
♪→3年B組 ☆→3年E組 ●→3年A組(拓真のみ)
登場人物(基本この5人を軸に進めます)
Greenleaves(マークでクラスを分けます!)
♪天地玲奈/深沢莉子
本作の主人公。Greenleavesのvo&gt。柔らかい声が特徴で別名歌唱力お化け。美容師を目指していたがバンドをやりながらでも出来ると気付く。一人称は私。中学3年生。3年B組。
☆桜庭奏絵/hippy(バンドとしてこの名前だよ)
玲奈の大親友。Greenleavesのkey&cho。ふわふわした性格で怒ると怖い。元バスケ部。一人称はわたしで中学3年生。3年E組。
☆青柳柊平/小倉柊平(準ボーカルですかね?)
玲奈の親友。Greenleavesのvo&gt。クールだが5人の中で変人。歌うと別人になる。3年E組。
♪二見真咲(唯一バンド内での名前がないです)
玲奈の親友。Greenleavesのba&cho。成績優秀の優等生。玲奈と同じクラスの3年B組。
●天音拓真/星守拓真
玲奈の大親友。Greenleavesのdr&cho。唯一の3年A組。元サッカー部。
0011莉那
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2021/08/30(月) 16:11:45.92ID:qbF480hF
#1 始まりのエチュード
―2021年・秋
「じゃあ、アンケート渡すから書きたいことあったら書いてなー」
私は何がやりたいんだろう。小学生の頃は美容師になりたいとか言ってたけど。憧れのアーティストはいるが私みたいな平凡な人に出来るわけ…
「玲奈、やりたい事決まった?」
そう後ろの席の友人に言われ彼女に振り向いた。本名は天地玲奈で、彼女は竜王遥。
「遥こそだよ?私、美容師か音楽か迷ってるんだよね…」
「玲奈のおじいさん、歌うの大好きだもんね。そりゃあ迷うよ。」

―放課後
『奏絵、少しいい?』『ん?どうしたの?』
『私…美容師をやりながら音楽やる。だから』
『ふふ、玲奈の言いたいこと位わかるよ。柊平と拓真、真咲に私から伝えておくね』
『ありがとー!持つべきはやっぱり親友だね!』

土曜日・天地家
「これより、第一回ミーティングを始めます!いえい!」パチパチ…
「@!グループ名決め!」
奏絵が宣言すると柊平が手をあげてきた。
「奏絵…Greenleavesとかどうかな?」
私が提案し、奏絵は私に振り向きながら聞いてきた。
「どういう意味?緑の葉?」
「そうだよ。本当は葉緑体とかどうかなとか思ったけどあまりに地味すぎて。だったら葉を複数形にしてLeaves、緑はgreen。それをくっつけてgreenleavesとか…。」
「あはは!葉緑体?いいね、ラインのグループ名にしない?」
「「「「絶対しない」」」」

翌日
「玲奈、やりたい事決まった?」
「…うん!私、バンド組むことにした!」

次回予告
バンドを組んだ私、玲奈。初の楽曲製作で芽生える友情…。
#2 Let's start!初の楽曲製作、芽生える友情!
0012莉那@正式再開@第1話
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2021/08/31(火) 14:29:15.05ID:DCy/5RqC
#1 チーム結成。1人じゃないから戦える。
―2023年
「大丈夫ですか?…ほら、あんたも手伝って!教師でしょ?」
髪をポニーテールに結わえた強気な美人の女性に唆され、僕は彼女と作業をした。
「本当、情けない…こんな手当ても出来ないくせに教師名乗らないで。私が迷惑するの。」
彼女は教師に誇りを持っている。だけど、彼女のポニーテールから見える横顔は少し儚げで悲しさを感じさせるものだった。
「本日から夜間指導員になりました、中沢樹です。よろしくお願いします。」
翌日、僕は青葉海浜高校に出勤した。自分が自己紹介したあと1人の青年が手を繋いできた。
「よろしくね樹。僕は岸庭(きしば)柊だよ。」
柊に影響されたのか2人は僕に挨拶してきた。
「それにしても、5人のはずよね…遅すぎ…」
歌保がため息付きながら呟く。バタンバタンと急いだ足取りが聞こえ、ポニーテールにした女性が部屋に入ってきた。
「遅れてごめんなさい、柊くん。歌保さん。陸人先輩。…私は坂倉菜月。よろしくね」
「5人揃ったか…俺は相馬光司。5人の指導担当だ!いくら歴があろうと手加減はしない。」
「「「「「はい!」」」」」
初授業を終え、僕は菜月に呼び出された。
「坂倉…話って?」
「樹、分かんないの?歌保とか陸人先輩は私と同じくらいテキパキと働いてるのに樹と柊なんてただの足手まとい!そんな風に働くなら教師名乗らないでくれない?私達は昼の教師達と同じ扱いなのに…それだけ。今度したら許さないから」
彼女はそれだけ言い僕の前から姿を消した。
―翌日「お」「は?」「あ!丁度良かった。私、片付け下手なんで手伝ってくれません?」
僕と陸人はそれぞれ姿を消した。「ケチっ!」
何日か終え、僕は再び菜月に呼び出された。
「樹…少し話聞いてくれない?」
「…何で?皆に言わないの?僕らは仲間じゃ」
それを聞いた菜月は軽く微笑んできた。
「ふふっ、本当ね。樹は妹の椿ちゃんの為に教師になったんでしょう?私にもね、助けたかった人がいるの。教師の夢をくれた人がね…。」
「もしかして、相馬先生?」
「違う。相馬先生は確かに憧れ。私の母親。柊と私、歌保が高校生だった頃母が先生だったの。でも卒業と共に亡くなった。生徒のいじめに耐えられなかったようでね」「えっ…」
「有り得ないよね?私の同級生が亡くなった後母親が毎日泣いてたの。それで私は決めた。母親の理想…生徒に寄り添うカッコいい教師になるって事をね。」成程。彼女が教師に誇りを持つ理由はそれだ。「じゃあ、あのとき…」
「うん。あのときはごめん。私が見せてあげたいもの。朝をね、見せてあげたいんだ。朝って希望の象徴じゃん??夜中は逆で、孤独の象徴。私にとって生徒は命の次に大切な物。だから私は教師に誇りを持てるんだ。本当、恥ずかしくない?今の話…可笑しいかな?」「可笑しくないよ。菜月のお陰で目が覚めた。また、力を貸してくれない?いつでも菜月を支えるから…」「ありがとう。本当、樹は良い意味で面白い人ね。いいよ、いつでも力を貸すわ。」

次回予告 菜月に夫がいた事が判明?!
陸人と菜月に隠された秘密と夫から貰った物。
#2 引き継ぐ願い 私が教師を続けられる理由
0013莉那
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2021/08/31(火) 15:18:31.02ID:DCy/5RqC
#2 引き継ぐ願い!私が教師を続けられる理由
―翌日
「樹、これお願いしていい?」「うん」
一週間経ち、僕と菜月はセットにされる事が多くなった。普段は隣同士ともあり、一緒に寝る事だってある。恋人に間違われる事…は無い。
「ねえ菜月。急に樹と仲良くなったじゃん?娘さんになんか言われた?」
「か、歌保!そんな事…樹が聞いたら何というか…」
(僕は菜月が好き…なのか?菜月を見るとドキドキしてしまう…)
―夜。
「大体、生徒のふりして娘の私に会いに来るとか有り得ません!何様ですか?」
夜になり、菜月の怒るような声が聞こえた。
「菜月、何してるの?」「柊くん、樹…」僕と柊はパソコンを見る。坂倉風磨。となると…
「「え〜?!菜月の実の父親?」」
「大体、あの日お母さんに会いに来なかったでしょ?あんたのせいで母さんは…母さんは!…ごめん、少し頭冷やしてくるわ…」
コーヒー缶を手に取り、菜月は部屋を出ていった。僕は菜月の座った椅子に座った。
「お父さん、ああ見えてあなたの事大好きだと思いますよ?何か渡したいものがあるなら僕に渡してください。菜月に渡しますから。」
「えっと…樹だっけ?娘に渡してくれるのか?あのこ、夫がいてその人が居なくなるかもしれないと思ってるから…」
―翌日。「おーい、菜月ー。開けてくれ。」
「お父さん!大丈夫です、僕が渡しますから」
「ありがとな、樹君…あの子に何かあったら菜月の力になってあげてくれよな。」「はい!」
「…ほら、菜月。作ってきたから食べな。」
「本当!ありがとう、樹!…おいし〜い♪」
菜月は喜んだ。「俺が作ったのは嘘。お父さんだよ。菜月の。」「えっ…私の事、思っててくれてたんだ…お陰で目が覚めたわ。ありがと樹。」(良かったー…菜月が喜んでくれた…)

屋上「遅れてごめんなさい!」
「おっそい!主役が遅れてどうなるの?」
「良いじゃん別に。菜月はわざとじゃないんだから。」「まあ良いわ。それより乾杯しましょう?ね?」歌保がそう言い、グラスを構えた。
「乾杯!」「「「「かんぱ〜い」」」」

僕らが寮へ帰ると菜月は背中を見せ、叫んでいた。僕らの目の前には悲惨な光景が広がる。
「隼人ー!!」

次回予告 柊は学校の校長の息子?!
ぶつかり合う樹と柊、負けられない運命の日。
#3 僕は負けない!柊の決断、流した涙!
0014莉那
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2021/08/31(火) 16:26:20.96ID:Wh9jGcfz
2話終盤
仕事を終えたあと、菜月は机にて仮眠をとっていた。
「見つけた…♪」
その声が聞こえたのか菜月は蹴りを飛ばした。
「…あんた、人が悲しいときに限ってくんのね、一也?!」
その人は一也といい、僕と柊の幼馴染だった。
「…ああ。そうだよ。悪いか?!」
「私は…私に寄り添う義務があるのは樹だけ。あんたじゃないわ!」
(菜月が僕を頼ってくれてる…?僕、菜月に寄り添えてたんだ…)僕と柊は一也に近付いた。
「そうだよ。俺の許可なく菜月に近付くな。お前のしてること、ただのストーカーだ!」
「「僕達の大切な仲間に手を出すな!!」」
「2人ともありがとう。未練が断ち切れたわ」

というシーンをカットしてました。ごめんなさい。
0015莉那@正式更新@第3話
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2021/08/31(火) 16:58:54.24ID:5pq6MZIY
#3 僕は負けない!柊の決断、流した涙!
「怪我などしてどうしたの?岸庭先生?」
「校長先生…実は…菜月を助けた時に…」
「やっぱり、柊は教師に向いてないみたいね。怪我をして帰って来るほどですもの…フランス留学する?」(僕は…やっぱり教師に向いてないのかな…)廊下を俯きながら歩いていると1人の女性…もとい、菜月とぶつかった。
「柊、何泣いてんの?落ちこんでんの?私を助けたの柊でしょ?私達には柊の底抜けの明るさが必要なの!校長先生に何か言われようと私達は仲間よ!」
「菜月…ありがとう。お陰で目が覚めたよ。お母さんに話してくる。」
「ええ、それでいいの!私を助けた人が落ち込むとからしくないわよ?」僕が笑顔を浮かべると菜月と僕は握り拳をぶつけ合い、校長室へと向かった。
「校長先生…いや母さん。僕はフランス留学などしません。菜月達と教師を続けます。お願いします、夜間指導員を続けさせてください!」
僕はそういい深く頭を下げた。
お母さんは僕の頭を優しく触ると微笑んだ。
「やっぱり、諦めが悪いのは私の遺伝なのね。
いいわ。でも、難しい仕事はやらないこと。いい?」「ありがとうございます、お母さん!」

屋上「おまたせ!ごめん。それから…」
「で、どうなったの?私達に話すべきだよ?」
「夜間指導員は続ける事にした。やっぱり、僕は諦めが悪いようでね。皆のお陰だよ。」
「…本当、世話が掛かるわ。これからもよろしくね、柊。」「うん!皆、ありがとう!」
精一杯の笑顔を浮かべた。
(やっぱり、僕はこの場所が大好きだ。)

次回予告
「私、皆に話してなかった事があるの。実は…」歌保が教師になった理由…。ついに明かされる“最高最強の教師”の正体は…。
#4 話してなかった事。最高最強の教師の正体
0016莉那
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2021/08/31(火) 18:42:58.77ID:6202uB5a
#4 話してなかった事。最高最強の教師の正体
翌日、歌保に呼び出された私達は屋上に向かった。「歌保、話って?」私から切り出す。歌保はあちゃ…と困ったような顔を浮かべた。
「ごめんね、皆。私、皆に話してなかった事があるの。実は…私が教師を目指した理由は菜月の母親でこの学校の元教員、坂倉葉月の影響なの。」すると、菜月は全てを悟った表情になった。「やっぱり皆お母さんに憧れるんだ。私もだよ。私も葉月に憧れて教師を目指したもん」
「でも、憧れてるだけじゃあ変わらない。私は私らしく、カッコいい教師を目指す!」

ー翌日
「何か変わった?歌保。」「ううん?何も変わらないよ?」歌保は遠くを見るような目をした。
0017莉那
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2021/08/31(火) 23:38:29.63ID:vEfIX4Zy
「ただね…私も1本取られちゃったな〜。菜月に。」
「ははっ、私そんなにいいこと言ってないよ?」
「そう?ただ自覚がないだけよ。菜月」

次回予告
陸人の秘密を知った菜月達。陸人が居なくなるかもしれない…それに備えようと4人が立ち上がる。
#5 教えて、陸人。明らかにされる彼の過去
0018莉那
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2021/09/01(水) 12:45:59.48ID:FAXlHvIK
#5 教えて陸人。明らかになる彼の過去。
(ごめんなさい、陸人…さようなら)
(待って、待ってよ、莉穂〜っ!)
「夢か…懐かしい夢だ…」
そう言い僕は目を覚ました。
―高校内「陸人?大丈夫、目にくまが…」
菜月に鏡を差し出され、僕がそれをみる。
「水瀬くん、少し良いかしら?」「あ、はい」
「行っちゃったね…歌保、なんか知ってる?」
「ええ。これは私が教師1年目の頃に起きた話よ。私が教師になりたての頃、莉穂と言う先輩と私の同僚の陸人は付き合いながらお互いをサポートしあっていたわ。でも莉保は優しすぎて一部の生徒から嫌われていたの。」
「…その先は私が説明するわ。歌保。歌保と莉保は実の姉妹でね。莉保は去年生徒に背中を押されて亡くなったの…その時に莉保が陸人に伝えた言葉。それは…」
扉が開き、陸人が戻ってきた。
「「「ごめんなさい、陸人、歌保…さようなら…。」」」「あれ、聞いてたの?ごめん、トラウマだったよね…」「いや。前から話す機会を失ってたから。ありがとな、歌保。菜月。」
「そう。なら良かったわ。陸人…言うべき事、あるんじゃないの?」「そうだよ。先程呼ばれてたじゃん?気になって仕方がないじゃん」
「俺…夜間指導員を続けることにした。莉保のこともあるけど、それも刻んで…自分をもっと成長させていきたいから…」
「うん。…再結成ね。」

次回予告
何で、手を差し出せなかったんだろう。
(菜月…無理するなよ…)
(全員入学させてあげて!皆は私の大切な家族なの!)
(本当、迷惑のかかる奴…)
(俺は…俺だって男だ!菜月の分の仕事は自分が受け持ってみせる!)
あの日《墜落事故》の真相は…
#6 後半戦突入!墜落事故の真相!
0019莉那
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2021/09/01(水) 18:09:18.05ID:eqm7KzLR
#6 後半戦突入!墜落事故の真相樹の決断
「菜月…無理するなよ?事故でも起きたら…」
「全員入学させてあげて!私の大切な家族なの!」菜月はそれを言う終えると同時に足場を崩し倒れ込んでしまった。奇跡的に僕の足のお陰で足は無事だが。僕があたふたしていると菜月は笑った。「坂倉!」「私は大丈夫よ、樹」
菜月は病院に運び込まれ、二週間入院することが決まった。僕はうなだれてしまった。
―一週間後「本当迷惑かかる奴だな…菜月は」
(陸人…本当は菜月のことが心配なんだな…)
翌日、僕は相変わらず目を覚まさない菜月の見舞いに向かった。「菜月…やっと分かった」
それを聞いたのか、菜月はふっと柔らかい笑みを浮かべる。「い…樹?居たんだ、良かった。…ごめんね、私迷惑かけちゃったよね…」
「そんなことない」「それ以上言わないで」
―夜「あの…皆少しいいかな…?」
「分かっているよ。な、皆」陸人が返事した。
「僕も男です。菜月の分の仕事は僕がやります」それを聞いた3人は顔を見合わせた。
「分かった。何かなんだかよくわかんないけど、樹に任せるよ。」陸人が頷くと3人も頷いた。「本当、迷惑がかかる人ね。樹は。」
その後、僕が菜月の分の仕事を終わらせ朝になる。「皆、お待たせ。ありがとうね、樹。」
その声は…。振り向くと菜月が笑っていた。
「え、菜月!入院してたんじゃなかったの?」
「確かにしてたよ?今日で退院。秘密だけど」
歌保の問いに答えるように菜月は微笑み、経緯を告白した。「実はね、入院してる間に運動しまくったの。私、子供産んでから10キロ近く太っちゃって。あと…いつ気になる人に会うのも分かんないじゃん?ね、樹?そうでしょう?」
「「「「え〜?!見えない見えない!」」」」
いつ気になる人…かあ。菜月は僕の方に体を向けると左手でサムズアップし、笑顔を作った。
「まあ、その気になる人は自覚ないみたいだけどね?」歌保は頷き他2人は樹に顔を向ける。

後書き 地味に恋愛要素も入れた今回。
教師と教師は恋愛が出来ない…果たしてそれは本当でしょうか?次回は同コン会。菜月、2回目の主役ですよ!
0020莉那@途中まで更新
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2021/09/02(木) 07:17:22.38ID:UjxNX5b5
#7 衝突する2人!夜間指導員にあるレッテル
「菜月、合コン行こ?」歌保に誘われた私。
「はじめまして、理科教師の坂倉菜月です。よろしくお願いします」
「菜月!来てくれたんだ!良かった〜」
数日後。
「大体、あなたの仕事は息子と向き合う事です!私達にわざわざ頼って来ないでください」
躊躇う母親に菜月は目力をフル活用しながらその母親の背中を押していた。
「あなたには夫がいる。何かあったら夫に頼れます。あなたには明るい未来がありますよ。もし…何かありましたら私の所に来てください」
「ありがとうございます、坂倉先生…」

「菜月があんなに真剣だったなんて。少し見惚れちゃった」歌保に言われ、私は俯く。
「歌保、変なことするなよ?」
陸人が釘を指す。「確かに。ある人が…」
柊が同意し、樹を見る。「あ、そうだ。樹、今度キャンプ行かない?妹の彼氏も連れてさ?」
《《《菜月、本当に鈍感…》》》
「え?行く行く!」「夏だしスイカ割りするか!」「なんで俺が〜!」
「おっとっと…やったー!」

次回予告
菜月にデートに誘われ、樹はキャンプを楽しむ。
#8 幸せの流星群…水瀬の決断
0021莉那
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2021/09/02(木) 18:06:24.16ID:xU1Vc+yp
7話省略部分
「ごめん、私は合コンしていい人間じゃないわ…。せっかく誘ってくれたのに…」
「私こそごめん。じゃあね、菜月。」
ああは言ったけど…やっぱり…歌保が…
―陸人side
「陸人先輩、お久しぶりです。」
僕は後輩と久々に再会した。
「おう。久しぶりだな。大智。」
「先輩は今何の仕事をされてるのですか?」
「夜間指導員だ。」それを言うと、大智はびっくりした表情を浮かべた。
「夜間指導員…聞いたことありません。」
「だよな。(やっぱり、夜間指導員に対して差別もうるのか。)」

―夜。「ねえ菜月。この生徒…見た事ない?」
「えっ…まさか…」嫌な予感。
「「私(僕)が手当てした生徒?」」
私と樹は思わずハモってしまう。
「そうなのか、菜月。」
「ええ。あれは私がまだ夜間指導員になる前…いや、面接を終えて夫と娘とご飯を食べた夜。その時にこの生徒を手当てしたのよ。」
「その場に樹も居たの?」私の説明を聞いたのか歌保の問いに樹は躊躇いつつ説明を始める。
「うん。でも、戸惑いすぎて手当てすら出来なかった。菜月に言われなかったらこの生徒を足すけられなかった…」
「じゃあ、菜月が1本とったのね?」
樹の事情を知り、歌保は冷静に分析する。
「ああ。菜月のお陰で生徒と向き合う大切さを学んだよ。」
「じゃあ僕らは菜月に助けられてるってことか…」

こんな感じです。スイカ割りの前に入れるべきでしたね。
0022莉那
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2021/09/02(木) 20:41:37.84ID:y+Dh7BYz
#8 幸せの流星群…水瀬の決断
ある日、菜月達と話していると柊の母親…改め校長が僕を呼んだ。
「水瀬くん、少し良いかしら?」「はい。」
「水瀬くん、もう無理しなくていいのよ?夜間指導員をやめたければ辞めてもいい。それはあなたの自由だから。」
「はい。…失礼します。」僕は昔からそうだ。何かをやればいつもやめていいとか言われる。
(僕は…夜間指導員を続けたい…でも…)
―翌日
「おはよう菜月。」「あ、樹。おはよ。」
「今日は楽しもうね。あ、私運転するよ」
「うん。(が〜ん!僕じゃないんだ)」
「樹、私が作るから。火起こしてくれる?」
「分かった。」食べ終わって池を見ながら僕は菜月の目を見て話した。「ねえ、菜月。もう僕、このままは我慢できないよ。僕は…菜月が好きだ」「私も、気付くのが遅かった…私も樹が好き。気づくの遅かったよね、樹?」
「いや…そんなことないよ。じゃあ…」
「うん。改めて、よろしくね。樹。」
(お兄ちゃん、やるじゃん♪良かった。)
翌々朝。仕事を終えたあと僕、菜月、歌保、柊は屋上に呼ばれた。
「陸人、どうしたの?」菜月に聞かれた陸人は頭を下げた。
「皆、ごめん。僕…夜間指導員を続ける。校長に辞めてもいいと言われてずっと迷ってた。でも…ここにいる4人と一緒に居たい。その思いが蘇ったんだ。だから…だから…」
菜月は頷いた。暫く無言になったあと柔らかい笑みを浮かべていた。「分かった。分かってるよ、陸人。私達は仲間。今さらそんな事言わなくても分かるわよ。ね、皆?」
菜月の言葉を聞いた3人は顔を見合わせ、笑った。
「皆…ありがとう。改めてよろしくな!」

次回予告
妹が転校の危機に?!菜月達は樹の背中を押すが転校に大反対。しかし、それを聞いた柊と樹が大喧嘩に発展?!
#9 衝突する5人 異なる価値観が交差する…
0023莉那@大喧嘩@兄弟愛
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2021/09/03(金) 21:38:10.29ID:yemzhkg+
#9 衝突する5人 異なる価値観が交差する夜
「え…桜が?」キャンプに行った翌日だった。私が樹の妹の桜が留年するかもと聞いたのは。
「ええ。私と同じにならないといいけど…」
―翌日の夜 私達は変わらず出勤。柔道の選手が歌保に対して変わったことを聞いてきた。
「お姉さん、試合見に来てよ。2人でさ?」
「大丈夫です。」「私も間に合ってますよ」
「はー、腕パンパン…歌保も大丈夫??」
「私も腕パンパンだよ…私は大丈夫よ、菜月」
「「明日筋肉痛にならないといいけど…」」
私と歌保は思わずハモってしまう。
「もっと鍛えろ、モヤシシスターズ」
陸人に言われ、私と歌保は顔を見合わせる。
「芹沢は多分、妹の件で落ち込んでんのね…」
歌保がぽつりと呟くと、私を含めた3人がハッとした顔になる。その後何も言えずに仕事を続ける。翌日の夜。樹は休職願いを出したとか。
「樹さ、考えたことある?僕ね…昔、留年したことあるんだ。菜月も。」
「そんなことは分かってるよ!ただ…僕は…桜が学校から居なくなるのを望んでいる人がいると考えると…僕は考えてゾッとするんだよ!」
「何のつもり?喧嘩するなら他所でして」
そのまま朝になり、私は皆を呼び出した。
「ねえ…皆、これでいいの?芹沢は私と同じで家族がいない。1人が続けば彼は取り返しがつかない事になる…皆で芹沢の家に行かない?」
「…坂倉。お節介が過ぎる。」陸人が言い、
「私は行くよ。樹が心配だし」歌保が頷き、
「僕も…行く。樹に謝りたい」柊も頷く。
「仕方ねえな、俺も行くぞ」陸人が折れた。
「皆…樹のためにありがとう!」―翌日、夕方
「桜…ごめんな。でも、考えを変えるつもりはないんだ…」「お兄ちゃん…だよね。仕事行ってきなよ!菜月さんに告白したんでしょう?」
桜に謝ったあと、僕はいつもの制服に身を包んだ。―菜月side「どうします?断るしか…」
「光司さん…皆はどうしたいの?受け入れたいよね?!」
歌保を始めた3人は俯いているのが見えた。「待たせてごめん!」僕が駆け込むと、4人は僕を見た。「本当、タイミングよすぎ」歌保が呟き、菜月は僕を見て柔らかく笑った。
「うん。柊、ごめん。言いすぎた。柊の気持ちも考えずに…」
「僕こそごめん。樹の事考えてやれなかった」
―翌日、昼「ねえ、参考になるか分かんないけど…実はね私、高校生の頃留年したの。母親が亡くなったのが高校1年生でさ。だから自然と樹に共感できたんだよね…母親が私の留年に頷いていたの正直納得できなかったというか、あり得ないってのが正直。樹が納得できなかった気持ちは私でもわかる。でも…大人になったから分かる。間違いはないって事だよ。重ねてきた母親の選択はすべて意味を持ってるって事。樹の選択は何年か経って実感するんだよ。」
私はそのまま樹を抱き締めた。3人は顔を赤らめてしまう。「ありがとう。皆。大好きだよ」
神様は私達を出会わせてくれた。小学校からの20年間、私達は5人でいる日が多かった。この日初めてこの5人でいられる幸せに気づいたのは。私はこの4人の仲間たちを誇りに思う。
そんな事に気付けたのは遅すぎただろうか。
スクールガーディアンとして…この場で絆を築いてきた私達は何でもできる。そして、私はどんな生徒でも受け入れる。しかし、この私の信条が崩れる夜が来る等…号泣する夜が来るなどまだ私は知るよしもなかった。―その日の夜。電話がいつものようになり、私は受話器を耳にあてた。「坂倉先生。20時間以上たらい回しにされた生徒がいます。受け入れて貰いますか?」私が迷っていると、相馬先生が来た。
「断れ、坂倉。断れと言っている。」
私は受話器を持ったまま、放心状態になった。
「坂倉先生、坂倉先生―っ!」
次回予告
“どんな生徒も必ず受け入れる”そんな菜月の信条が崩れる。停電に襲われ…
#10 突然襲う、停電!朝を見せられるのか?!
0024莉那
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2021/09/06(月) 23:38:35.64ID:Vt3HbMCV
#10 まさかの解散宣言。無力感と溢れる涙
―その日の夜。電話がいつものように鳴った、
「ごめんなさい…断ります…」私は断ってしまった。その後、私は大泣きすることを知らなかったのである。次に電話が掛かってきた。光司さんは横にいた人に声を掛けた。『あの、受け入れられますか?』「ああ。5人共、もう一踏ん張りだぞ。」「「「「「はい!!」」」」」
私達は生徒を受け入れた。その生徒は私の手を握り、微笑んだ。しかし到着が到着予定時間を上回り、それを見た光司さんは支援員に掴みかかり、彼を責めていた。私は受け入れられなかった生徒に対し自分の情けなさに落ち込んだ。更衣室に向かうと、後ろから足音が。
「菜月、私にその痛みを分からせて。1人で抱え込むとか悪い癖だよ?」「歌保…うん。」
私は歌保の腕の中で大泣きした。
「坂倉、森岡、芹澤、水瀬、岸庭。少し集まってくれ。」私が大体泣き終えたあとに私、歌保、樹、陸人、柊は光司に呼ばれた。
「9月一杯で…スクールガーディアンは解散する。残り13日だ。」残り13日…私達は衝撃とある気持ちが襲ってきた。翌朝。私がグループラインで4人を部屋に呼ぶと、4人は私を抱き締めた。「皆…?ふふっ、どうしたの?」
「私、菜月とか皆と居られて楽しかった。でも解散なんて…私達は5人でセットなのに…」
「馬鹿、歌保。私ね、楽しかったよ?5人で居られるのは本当に幸せで…5人で私達は1人の人間で家族で…最強の私達が簡単に解散するわけないでしょう?」それを聞いた4人は次第に笑顔をうかべた。「ふふっ、そうね。本当、菜月はポジティブが過ぎるんだから…」歌保が微笑み、「だな。菜月。あと13日!楽しもうぜ。」
柊がいい、「菜月…約束は守って貰うよ?」
樹は悪戯に、「僕らは5人で1人か…確かに。」
夜。「芹澤、ここをお願い!ほら、柊も!」
「「はい!」」柊と樹をみた歌保と陸人は。
「本当、最初とは違って頼りがいがあるよ…」
「だな。菜月、ここもお願いできるか?」
「うん、分かった。皆、あと12日間だよ!」
「「「「うん(ええ)おう!」」」」それから何とか5人と支援員で仕事を分割し、私達は合計13人の生徒を受け入れに成功した。
「ふぃ〜、疲れた〜」樹と私が寛いでいると、
「お前ら付き合ってるんだってな?」
「まあ、そんな予感はしてたけど…」
歌保と陸人が私を見上げながら呟いた。
「「え、いつから?」」声を揃えてしまう。
「キャンプデートからよ。怪しかったもの。」
「歌保に以下同文。本当に怪しかったよ。」
まさか…私と樹が付き合ってるのがバレたなんて。歌保は私と同じ目線に会わせ、くすりと天使の微笑を浮かべた。「大丈夫よ菜月。」
その日の昼。「今日…沢山の生徒が来るよね…大丈夫かな…」私、歌保はラインにそう送った。「大丈夫だよ歌保。私、行くから。」
夜。私、歌保の嫌な予感が的中する。
「「「「20人?!」」」」「ああ。受け入れるも受け入れないのも夜間指導員の自由だ。」
―樹side『私は受け入れる。例え、900人の教員が受け入れられない難題も。必ずね。』
僕は菜月の熱い言葉を思い出した。3人は僕にアイコンタクトをしてくれた。
「「「「受け入れます。僕(私)達は。」」」」
「私も受け入れます。皆、遅れてごめん。あと11日…気合い入れていくよ!」
「「「「うん(ええ)おう!」」」」
私が皆に声を掛けると、皆は私に合わせて仕事をした。「柊は向こう、歌保と樹は私と。陸人は受け入れを任せます!」
翌朝。昼間部の先生が見回りに来ると、昨日私達が受け入れた20人の生徒達が拍手をする。
「スクールガーディアンの皆さん。凄いですよ。」そう言ったのは柊の母親。
「母さん…ありがとうございます!」
「皆、よく頑張ったわね。あと10日、任せるわよ。」
「「「「「「はい!」」」」」」
あと10日に迫った期限。900人の教員が受け入れない生徒達。私と歌保と樹と柊と陸人…私達スクールガーディアンズは必ず受け入れる。
だって私達は…《夜間指導員―ナイトスクールガーディアンズ》なのだから。

次回予告 ついに最終回…残り10日の猶予を菜月たちはどう過ごすのか?最強の夜間指導員達の最後の十日間。乞うご期待!
#11 最後の10日間。私達は最強の夜間指導員!
0025莉那
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2021/09/06(月) 23:38:37.09ID:Vt3HbMCV
#10 まさかの解散宣言。無力感と溢れる涙
―その日の夜。電話がいつものように鳴った、
「ごめんなさい…断ります…」私は断ってしまった。その後、私は大泣きすることを知らなかったのである。次に電話が掛かってきた。光司さんは横にいた人に声を掛けた。『あの、受け入れられますか?』「ああ。5人共、もう一踏ん張りだぞ。」「「「「「はい!!」」」」」
私達は生徒を受け入れた。その生徒は私の手を握り、微笑んだ。しかし到着が到着予定時間を上回り、それを見た光司さんは支援員に掴みかかり、彼を責めていた。私は受け入れられなかった生徒に対し自分の情けなさに落ち込んだ。更衣室に向かうと、後ろから足音が。
「菜月、私にその痛みを分からせて。1人で抱え込むとか悪い癖だよ?」「歌保…うん。」
私は歌保の腕の中で大泣きした。
「坂倉、森岡、芹澤、水瀬、岸庭。少し集まってくれ。」私が大体泣き終えたあとに私、歌保、樹、陸人、柊は光司に呼ばれた。
「9月一杯で…スクールガーディアンは解散する。残り13日だ。」残り13日…私達は衝撃とある気持ちが襲ってきた。翌朝。私がグループラインで4人を部屋に呼ぶと、4人は私を抱き締めた。「皆…?ふふっ、どうしたの?」
「私、菜月とか皆と居られて楽しかった。でも解散なんて…私達は5人でセットなのに…」
「馬鹿、歌保。私ね、楽しかったよ?5人で居られるのは本当に幸せで…5人で私達は1人の人間で家族で…最強の私達が簡単に解散するわけないでしょう?」それを聞いた4人は次第に笑顔をうかべた。「ふふっ、そうね。本当、菜月はポジティブが過ぎるんだから…」歌保が微笑み、「だな。菜月。あと13日!楽しもうぜ。」
柊がいい、「菜月…約束は守って貰うよ?」
樹は悪戯に、「僕らは5人で1人か…確かに。」
夜。「芹澤、ここをお願い!ほら、柊も!」
「「はい!」」柊と樹をみた歌保と陸人は。
「本当、最初とは違って頼りがいがあるよ…」
「だな。菜月、ここもお願いできるか?」
「うん、分かった。皆、あと12日間だよ!」
「「「「うん(ええ)おう!」」」」それから何とか5人と支援員で仕事を分割し、私達は合計13人の生徒を受け入れに成功した。
「ふぃ〜、疲れた〜」樹と私が寛いでいると、
「お前ら付き合ってるんだってな?」
「まあ、そんな予感はしてたけど…」
歌保と陸人が私を見上げながら呟いた。
「「え、いつから?」」声を揃えてしまう。
「キャンプデートからよ。怪しかったもの。」
「歌保に以下同文。本当に怪しかったよ。」
まさか…私と樹が付き合ってるのがバレたなんて。歌保は私と同じ目線に会わせ、くすりと天使の微笑を浮かべた。「大丈夫よ菜月。」
その日の昼。「今日…沢山の生徒が来るよね…大丈夫かな…」私、歌保はラインにそう送った。「大丈夫だよ歌保。私、行くから。」
夜。私、歌保の嫌な予感が的中する。
「「「「20人?!」」」」「ああ。受け入れるも受け入れないのも夜間指導員の自由だ。」
―樹side『私は受け入れる。例え、900人の教員が受け入れられない難題も。必ずね。』
僕は菜月の熱い言葉を思い出した。3人は僕にアイコンタクトをしてくれた。
「「「「受け入れます。僕(私)達は。」」」」
「私も受け入れます。皆、遅れてごめん。あと11日…気合い入れていくよ!」
「「「「うん(ええ)おう!」」」」
私が皆に声を掛けると、皆は私に合わせて仕事をした。「柊は向こう、歌保と樹は私と。陸人は受け入れを任せます!」
翌朝。昼間部の先生が見回りに来ると、昨日私達が受け入れた20人の生徒達が拍手をする。
「スクールガーディアンの皆さん。凄いですよ。」そう言ったのは柊の母親。
「母さん…ありがとうございます!」
「皆、よく頑張ったわね。あと10日、任せるわよ。」
「「「「「「はい!」」」」」」
あと10日に迫った期限。900人の教員が受け入れない生徒達。私と歌保と樹と柊と陸人…私達スクールガーディアンズは必ず受け入れる。
だって私達は…《夜間指導員―ナイトスクールガーディアンズ》なのだから。

次回予告 ついに最終回…残り10日の猶予を菜月たちはどう過ごすのか?最強の夜間指導員達の最後の十日間。乞うご期待!
#11 最後の10日間。私達は最強の夜間指導員!
0026莉那
垢版 |
2021/09/07(火) 16:29:05.94ID:NdmoFeZe
スクールガーディアンズ2
あらすじ 前作から2年。海浜未来高校に移動が決まった菜月達。菜月の決断により解散は無くなり、また5人で仕事を出来ることに。菜月と樹の恋はどうなったのか?5人の新たな戦いが始まる。

登場人物
坂倉菜月 29歳
本作の主人公。どんな生徒も受け入れる信条は変わっていない。性格は陸人に近くなり今では5人で1番仕事を多くこなす。14歳の娘がいる。
芹沢樹 29歳
菜月の同僚。前作よりも信頼感があるようになり、菜月と歌保からも信頼されている。
森岡歌保 29歳
菜月の同僚。陸人からの愛称であるもやしシスターズは本作で撤廃された。
椿庭柊 29歳
菜月の同僚。母親とは仲が良くなり、菜月と歌保の次に生徒から人気を集めている。
水瀬陸人 29歳(前作では27歳です)
菜月の同僚。今作では準リーダーを務める。
福原彩音 26歳
本作から登場する3年目の教員。菜月達3人とは先輩後輩にあたる。ふわふわした物腰。
中沢洸誓 26歳
本作から登場する3年目の教員。キャラ像は樹に近い。
坂倉陽葵 14歳
菜月の娘。前作では小学生だったが中学生になったこともあり大人びた容姿になり、母である菜月と同じ身長にまで成長した。中学2年生。
椿庭紫織 49歳
柊の母親。菜月達を優しく見守る。
0028ジョン・スミス
垢版 |
2023/09/09(土) 15:51:31.57ID:c8iMXCRr
最近、ハマってるゲームめっちゃ楽しいわ
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