米聖職者300人が子供1000人超を性的虐待、隠蔽
毎日新聞 2018年8月15日 09時41分(最終更新 8月15日 09時41分)

 【ニューヨーク國枝すみれ】米東部ペンシルベニア州のシャピーロ司法長官は
14日、同州のカトリック教会の聖職者約300人が約60年前から1000人以上
の子供に性的虐待をし、組織的に隠蔽(いんぺい)していたと発表した。
実際の被害者数が数千人規模に達する可能性もあるという。

 シャピーロ長官は「教会は長い間、小児性愛者を守ってきた」と組織的隠蔽を
批判。加害者300人の実名リストを公表した。大半のケースはすでに時効を迎えている。

 司法当局は、数年かけて被害者から証言を集め、教会が保存していた内部資料
とも照らし合わせて被害を裏付けた。
 カトリック教会の聖職者による未成年者への性的虐待と隠蔽問題は、2002年のボストン・グローブ紙の
調査報道で初めて公となった。その後、全米各地で聖職者に対する告発が急増した。(共同)t

https://mainichi.jp/articles/20180815/k00/00e/030/204000c