民進党の柚木道義(ゆのき・みちよし)衆院議員が「タクシー代として1日で94万3000円を使った」という“情報”が今週初めから、
ツイッターなどで流布されている。
約3200キロも乗車できる金額だが、一体どういうことなのか。国会で、閣僚の「政治とカネ」などを追及している柚木氏を直撃した。

 驚きの情報は、柚木氏の政治資金収支報告書(2015年分)の写真とともに11月28日、ツイッターにアップされた。

 投稿者は
「何処に行くために使ったか見当もつきませんが、こういう使い方をされる為に税金払っている訳ではないです。民進党議員は税金泥棒なんですか?」
と書き込んでいた。

 柚木氏の収支報告書を確認すると、支部長を務める「民進党岡山県第4区総支部」には15年1月27日付で、
岡山県倉敷市の「ショウエイタクシー」に47万1530円を支払ったとあった。

 注記には「後援会と折半」とあり、「柚木みちよし後援会」の報告書にも同じ日付で、同じ金額が記載されていた。合計は94万3060円だ。

 このタクシー代を距離に直すと3256キロになる。北海道稚内市から沖縄県糸満市までの距離とほぼ同じだ。
タクシー会社の料金シミュレーションでは、3日と6時間43分ほどかかるという。

とても1日で乗車できる金額・距離ではない。1年間で地球5周分ものガソリン代を計上していた民進党前政調会長を思い出す。

 夕刊フジは、柚木氏を直撃した。

 柚木氏は「14年12月の『アベノミクス解散』(11月21日解散−12月14日投開票)で、車を運転するスタッフが足りなかった。
選挙活動で使ったタクシー代を一括で支払った」といい、次のように説明した。

 「14年11月19日から12月30日まで、タクシーを1日=1万6200円で40日間借りた」
「時間外は約180時間で、1時間=1620円」「その他、高速道路使用料を入れた合計が94万3060円だった」

 柚木氏は「やましいことはない。証拠も開示できる」と明確に語った。

 「二重国籍」問題をひきずる民進党の蓮舫代表も、柚木氏を見習ったらどうか。

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20161201/plt1612011700004-n1.htm?view=pc