甲状腺検査のお知らせ文改訂案
http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/330480.pdf
に対する評価部会員高野徹氏の意見
大阪大学高野徹氏 第13回 甲状腺検査評価部会発言要旨
http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/labo/www/CRT/Fuku13.html

この文書には8割方反対である。ただ、今更言っても仕方がないので重要な点だけ繰り返す。
・インフォームドコンセントというより検査の宣伝文書になってしまっている。
 これでは「将来の不要なトラブルを避け、対象者と医療者を守る」という目的を果たせない。
・利益のところで根拠のない楽観論が記載されているのは大きな問題である。
・利益のところに、不安の解消とか被曝影響がわかるとかいう子供自身の利益ではないことが記載されている。
 これは大人の利益である。
 大人の利益のために子供を害することを承認しますよ、という文書にサインさせるのは倫理上問題がある。
・文面を医事紛争の専門家に確認してもらうべきである。