>>426続き (とくに重要)

デューク研究者らによる今回の解析の対象は、米国National Cancer Data Base およびSEERデータベースの 2つの大規模公的データソースから得た、
7万人にも及ぶ患者の転帰記録であった。

解析の結果、45歳未満の甲状腺がん患者の場合、頸部リンパ節転移を有する患者の生存率は、リンパ節転移のない患者に比べると低く、
また、これらの患者における生存率低下のリスクは、45歳以上の患者の場合と同様であることが確認された。

さらに、がんが転移したリンパ節の数が生存に関わってくることが判明した。転移を有するリンパ節が1つの場合、
生存が脅かされるリスクは比較的小さい一方、6つ以上となるとこのリスクは明らかに増大するのである。