上の方でも書いたが重要な事柄の為もう一度書いちゃう。

核融合炉で発生するトリチウムはその90〜95%は回収装置で回収できる。
と彼らは言う。

これだけ聞けばトリチウムの大気放出はそれほど大量ではなさそうで大丈夫かな?
でも、残りの5〜10%は大気中に放出されちゃうのだから大丈夫かなあ?
程度にしか思わないだろう。

ところがこれはトリチウムを液化(水の状態に)した場合の回収率。
この回収した液体状のトリチウムにはその他の不純物も含まれており
それらも一緒に回収装置で回収すると言う事。
プラズマ化したトリチウムを液化する為には融合炉を停止させ冷やす必要が有り
プラズマ化したままのトリチウムはその超高温の為回収できない。
もし仮に1億2000万度に耐える加工しやすい新物質を開発できれば話は変わるが
物理学の常識を覆す物質などあり得ない。
1億度を超える世界では全ての物質はプラズマ化してしまうからだ。

核融合研究家達は核融合炉は極僅かな中性子線とトリチウムを出すだけで安全な未来の
発電だと口を揃える。

その安全な極僅かなトリチウムの量とは一体どのくらいのレベルなのかと気になった。