突っ伏す運転手、乗客2人が高速バス停車させる
ttp://www.yomiuri.co.jp/national/20170923-OYT1T50001.html
22日午後9時35分頃、宮城県大崎市三本木伊賀の東北自動車道下り線で、走行中のバスが中央分離帯に接触した。
乗客2人が、男性運転手(46)がハンドルに突っ伏していることに気づき、バスを操作して停車させた。乗客21人にけがはなかった。
県警高速隊によると、バスは「ミヤコーバス」(仙台市)が運行しており、JR仙台駅前から大崎市に向かう途中だった。
事故の直前、バスは急減速し、中央分離帯に接触。その後も走行を続けていたため、客席の最前列にいた公務員男性(51)と会社員男性(45)が運転席に駆け寄り、2人でハンドルとブレーキを操作して左車線側の路肩にとめた。
男性運転手は、意識不明で病院に搬送されたが、死亡した。死因は心筋梗塞だった。同社の親会社「宮城交通」(仙台市)によると、出発前の点呼では健康状態に問題はなかったという。