「健康悪化は見られず 比較的高い線量地区での居住」
 
原発事故で放射線量が比較的高い地域になった相馬市玉野地区の住民について、事故直後の2011(平成23)年5月と、
約1年後の12年7月の健康診断の結果を比べた結果、生活習慣病につながる健康指標の悪化は見られなかったとする論文を
相馬中央病院(相馬市)や東大などの研究者でつくるチームがまとめ、2日までに米災害医学専門誌に発表した。

研究チームは「被ばくへの恐れや不安による健康影響が懸念されていたが、実際には影響は見られなかった」とした。