京都大iPS細胞研究所の山水康平・特定拠点助教(3月28日付で懲戒解雇)による論文不正問題で、国立研究開発法人「日本医療研究開発機構」は、山水氏を代表とする研究チームへの研究費助成を取りやめたと発表した。

 山水氏は、データの捏造(ねつぞう)や改ざんを行った論文の成果を基に、機構の助成事業に応募し、昨年7月に採択された。最長3年間(年間1000万円)の助成を受ける予定だったが、今回の問題を受け、機構は研究費の支出を保留し、京大側も辞退の意向を示していた。

山下は?