文部科学省の前川喜平・前事務次官が先月、愛知県名古屋市の公立中学校で行った講
演をめぐり、文科省が教育委員会を通じて、授業内容の確認などを求めていたことについて、林文科相は、慎重に検討した方がいいなどとして、担当者を注意したことを明らかにした。

この問題は、文部科学省が、前川喜平・前事務次官が先月、名古屋市の公立中学校の授業で行った講演の内容や前川氏を講師に選んだ経緯など、15項目にわたって教育委員会に回答を求め、録音データの提供も求めていたことが明らかになったもの。

教育委員会はメールには回答したものの、録音データの提供は拒否したという。

これについて林文科相は16日朝の閣議後の会見で、確認することは法令に基づいた行為だが、誤解を招きかねない表現があったと考えられるとして、「事実関係の確認を行う際には、表現ぶりや手法など十分留意する必要がある」などと担当者に注意したことを明らかにした。

せこい省庁やね!