0196名無しさん@お腹いっぱい。
2019/02/23(土) 08:27:18.80ID:Yf0UeOXD移民導入のさらなる弊害はこの政策が招く「多文化社会」の出現である。
…(略)…
多文化主義(multiculturalism)はすでにヨーロッパでは失敗の烙印を押された発想である。…(略)…
移民が社会や国を滅ぼす危険性は、ダグラス・マレーの『西洋の自死――移民・アイデンティティ・イスラム
(The Strange Death of Europe: Immigration, Identity, Islam)』が余すところなく述べている。
…(略)…
機微な論点だが、多文化社会で問題となるのは特定の集団の動向である。なかでもムスリムと中国人は集団化の
傾向が強く、社会のなかで特異な動きをする傾向にある。…(略)…
改正入管法で導入される新しい在留資格はインドネシアも対象国としているが、比較的穏やかなアジアのイスラム
圏でも急進的な思想に共鳴する者は一定の割合で生じている。
2017年11月のロイターの報道によれば、インドネシアで行われた世論調査では、イスラム主義に基づく自国政府の
樹立に賛成する高校生・大学生の割合が20%近くに上ったという。実際のところ、インドネシアからは大勢の若者が
中東のジハード系のテロ組織に合流している。
テロが起きる可能性は極端だとしても、日本でムスリム人口が増加すると、モスクや土葬の墓地の建設を権利と
して求める声が高まるだろう。…(略)…
多文化社会のもう一つの懸念材料が中国である。先述のとおり、新資格の対象国には中国も含まれる。
世界各地で見られる中華街、あるいは中国化する住宅地は、中国人の集住化現象の一端である。…(略)…
…(略)…
中国との関係では、海外に住む中国人や華僑を操る中国共産党の統一戦線工作の動向にも注意が必要だ。この
問題はクライヴ・ハミルトンの『静かな侵略――オーストラリアにおける中国の影響力(Silent Invasion: China's
Influence in Australia)』(日本語版は近日刊行)が詳しく論じている。オーストラリアが人を介して中国に侵食される
状況は日本への警鐘でもある。
…(略)…
(続く)