北朝鮮は核オプションを自国の体制保証の交換条件とする国家戦略から、
北米を射程に入れる移動型弾道ミサイル技術を新たなカードとして、
核武装国として認知した上で体制の保証を要求するようになってきてる
憲法に核武装を明記するまでになった
かつては韓国にも核武装計画があって朴正煕が首謀者だったが、
巻き添えになった妻に続いて、部下に殺害されて計画は潰えた
更には娘の槿恵も弾劾訴追されるに至ったが、裏で暗躍する北朝鮮の工作なんだろう
自国は核武装するが韓国のそれは何としてでも潰すという発想だ
もちろん米国も韓国の核計画に強く反対している。台湾に対しても同様だった
そして日本に対してもかつてはそうだった
日本の核武装構想は、原発を導入した当初より存在していたが、
本格的に具体化したのは中国が核実験を断行した後の佐藤政権の頃だったが、
佐藤は最終的に、日本の核オプションを沖縄返還と交換するのを選んでいる
その報酬がノーベル平和賞だったということになる
あの時、佐藤は日本の核カードを安売りしすぎた
その頃はまだ朝鮮戦争の記憶が生々しく、
何より中共はまだ国連常任理事国の座を手にしてないし米国との国交もない
しかも中共の核実験後だったから、日本の核武装は国際的に容認されていたのは確実だろう
日本は北朝鮮のようにもっと粘って、
沖縄返還か核放棄かなのではなく、
沖縄には目もくれず、あくまで核武装を断行した上で、
核武装国家日本となった日本国として、
日米安保(米軍基地)を選ぶのか、沖縄支配を選ぶのかを、米国に要求するべきだった
そしたら沖縄は基地なしで戻ってきたはずだ
米軍のアジア戦略に必須なのはあくまで横須賀の海軍基地であって、
沖縄だけ占領してても意味がないし何より財政負担が大きすぎるから、
どのみち日本に返還するより他なかったはずだ
結局は日本が核オプションを凍結してしまったことで、
次にはロッキード事件をからめてNPT批准まで強いられ、
憲法改正もできないまま、どんどん米国への従属が深化することになった