【ウィリアム・ウィルソンがレビューを書きました】2017-04-04
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いい加減ジャケのデザイナーをクビにしなさい
「ブーベの恋人」もそうだし、既発売の「地下室のメロディ」「ヘッドライト」「鉄道員」「過去をもつ愛情」など、見ればわかるが、
とにかくこのメーカーはジャケのセンスがない。全然ない。何度も言うが本当にダメすぎだ。
今日日、DVDだのblu-rayだののいわゆる円盤メディアが斜陽を迎え、全く売れなくなってしまっていることは、
マニアの皆さんならばTCエンターテイメントさんやシネフィルイマジカさんのツイートでよくご存知だろうと思う。

もはやこうしたものはLPレコードやCDなどと同じく、一部のマニアックな好事家の嗜好品となっている、
いや、なりつつあるのだ。であればこそ、かようにした円盤メディアを蒐集する層が
「果たして何を求めて、何に対して対価を見出してカネを出すのか?」という点を、メーカー側はゆめゆめ熟考疎かにすべきではないのである。

例えば「TV放映時の吹き替えの有無」に価値を見出す者も居よう、私も基本はそうだ。
しかしさらにはLPと同じく「ジャケのアートワークにこだわる」者も多々居る筈なのだ。絶対に居る。
断言してもいい。なぜならばキングレコードの「死ぬまでにみろ」シリーズにおける、あの棚に並べるのも嫌になるふざけたジャケ、アレだ、
覚えているだろう?各方面から怨嗟の声の上がったアレら悪評を鑑みるがよろしい。でしょ?

このメーカーのジャケはパブリックドメインのDVDと同じようなデザインで、正直、こんなのいくら画質が良くっても自身の棚ライブラリーに加えたくはないのよ。
高画質だけだったら円盤なんて買わんでもいいのさ、BSだのフルだのギャオだのネトフリだので十分。
コレクターっていうのは、それこそパンフレットやチラシの時代からそうだが、チクチク集めた上で、
お気に入りのアートワークでズラっと並べられたタイトルを満面の笑みで眺め、酒飲んで悦に浸ってこそじゃあないのか?
それこそが「気持ち悪い」と衆愚より罵られてもめげずに、汗と涙で頑張ってコレクションを続けてきたヤカラにとっての生きる歓びってモンじゃあねえのか?
違うのかよ。

頼むよ。もう少し蒐集意欲の湧く、買ってよかった、持ってよかった、と思わせるようなジャケにしてくれ。
それからな、タイトルの通り、このデザイナーは二度と映画に関わって欲しくない。
円盤コレクターをナメてんじゃねええ!ったく五臓六腑が煮え繰り返るわ!ワシの恥ずかしい女装緊縛ボンデージ写真を送りつけてやりたいところだ。たわけめ。