「処女の泉」については暴行シーンが取り上げられがちだが、
それは人間の罪の代表的なものであって、単なる強盗殺人でも良かったと思う。
ただ、美少女カリンを設定することで、父親の復讐が分かりやすく自然になった。

先頭で父親が「我らを守りたまえ 悪魔の誘惑から遠ざけたまえ
   何ごともなく、この日を過ごさせたまえ」と祈ったのに、
娘は非業の死を遂げ、自分は殺人を犯してしまう。

神の沈黙??この映画では最後にカリンの遺体のあったところから泉が流れ出すから
これは神からの応答だと思う。