原作も、そして原作の精神に忠実な映画版も、モッズとかそういう擬似共同体の
駄目さとか痛さ、限界を描くものだから。

モッズがかっこよく描かれていたらそれこそ大問題。

格好いいモッズが見たいっていうファッションだけ追ってる人はどっかよそを
当たって下さい。

これはピートが一貫して追っていた「共同体と宗教(個人崇拝)依存と自分自身」
っていうテーマの映画。モッズ(あるいはピンボール)はその道具に過ぎない。

トミーを見て「あのピンボールはリアルじゃない」ってイチャモンつけてるのと
同レベルだな、モッズが描かれていないとか言ってる人は。