マジレスすると、トミーもそうだけど、ピートはそういう思春期的な共同体(フーを崇める子供や、
モッズやロッカーズや)には愛憎の篭った、矛盾したな感情を抱いていた。

だからトミーでもピンボール宗教は崩壊するし、4重人格(さらば青春の光)でも、
モッズっていう共同体は崩壊する。

崩壊するというか、それに生きがいを求めていた主人公がその虚構とか不毛さに
気が付かされる。それがこの映画。

モッズオタなんていう、ファッションに自己を投影して自分が何者かになったかのような、
格好いいと思い込んで馴れ合っているような奴らはおそらくピートが唾棄するもの。