革命の嵐が吹き荒れるサンクト・ペテルブルグから田舎に逃れる。
 そこの別荘、大草原の中ですっかり「氷の館」と化していた。その
 シーンなんと「真夏に撮影」されていた。雪も氷もツララもすべて
 小道具・大道具の美術関係者のたまもの。まさに「映画の魔法!」
 昨今のCG頼りの凡作群など足元にも及ばない。
 それだけにリーンが最後に企画していた大作「ノストロモ」が見た
 かったな。(同様に、キューブリックの「軽騎兵の突撃」もだ。)