>>232
シドニー・フューリー監督のあの映画は、
洗脳シーンの色彩の演出が評論家筋から高評価を得たんだっけな。

原作者のレン・デイトンも協力して、晦渋・難解な原作の要素を
あの時間の映画の枠にまとめたのもうまかった。
名無しスパイに「ハリー・パーマー」という「ボンドより更に激しく冴えない」マヌケな名を付けたのも良かったし
マイケル・ケインがはまり役だった。

オープニングとラストで流れたジョン・バリーのテーマ曲も、
007&その亜流にありがちなゴージャス、またはエレキのアップテンポじゃなくて
孤独なスパイにふさわしい抑え気味のメロディで、良かったな。

続編の「危機脱出」も楽しかった。
10年近く前、深夜放送やビデオでこの2本見て、マイケル・ケインのファンになっちゃった。