「うーん、眠いな〜」
眠い目をこすりながらわが子を保育園に送る俺

「よし俺助、理佐ちゃんめがけて駆けってけ」
保育士の理佐ちゃんとお近づきになるためにわが子俺助をだしに使う俺

「うん」
ほぼ毎日作戦を遂行してるせいか俺の指示に従うとおもちゃを買ってもらえると学習したわが子俺助

理佐ちゃんめがけて一目散に駆けってく

「わあ!俺助君今日も元気だね」
わが子俺助に優しく声をかける理佐ちゃん

「すいません、俺助が迷惑かけてるみたいでお詫びに今度ご飯ご馳走させてください」って謝る振りして誘う俺

「迷惑なんてしてないからけっこうです」って人見知りと警戒心を発揮して冷たいお返事の理佐ちゃん


「しっかし、会話弾まねえな・・・」って今日も理佐ちゃんと会話が弾まずに愚痴りながら会社に向かう俺


「やべえ、俺助が待ってるから早く迎えに行かねば」
仕事でミスを連発してたせいで保育園にわが子を迎えに行くのが遅くなってしまった俺

「すいません」って駆け込む8時半の俺に

「静かに」って口に手を当てる仕草する理佐ちゃん

ラッキー居残り当番理佐ちゃんやん!って上がる俺

「遊び疲れて寝ちゃいました」って寝てる俺助を指差す理佐ちゃん


「今日は本当にすいませんでした、お詫びに夕飯ご馳走させてください」
俺助をおんぶして理佐ちゃんに謝りながら再び誘う俺に

「仕事なのでお詫びはいりません」って鉄壁ガードな理佐ちゃん

お辞儀と共にカバンから散乱する俺の荷物

慌てて拾い集めようとする俺を制して荷物を拾ってくれる理佐ちゃん

「たびたびすいません、おわびに夕飯ご馳走させてください」って三度目の正直に賭けてみる俺に

「どさくさ紛れに誘わないでください」って苦笑いする理佐ちゃんだけど

俺助をおんぶして両手に荷物の俺見て

「あのう・・・途中まで荷物持ちましょうか?」
なんてため息まじりに聞いてくれる優しい理佐ちゃんだから好き