0025名無しって、書けない?(茸)垢版 | 大砲2018/03/16(金) 15:40:45.35ID:RDId5KEjd 廊下の先に立つ彼女──平手友梨奈は僕のほうを振り替えって問いかけた。 「ねえ、なんで今日も生きてるの? 」 僕は答える。 「・・・なにか、いいことがあるかもしれないから」 そう答えた僕に、彼女はたいして表情を変えず、いつもの淡白な──それでいて真っ直ぐこちらを射抜く瞳を向けた顔で、また口を開いた。 「あしたも生きるの?」 「・・・うん」 僕は答える。 「どうして?」 「・・・なにか、いいとこがあるかもしれないから」