02171リットルの理佐ちゃん 第9話(庭)
2018/04/14(土) 19:06:55.29ID:nZF+y866a朝から合唱曲が決まらずに責任を感じていた学級委員の理佐ちゃんが1日の授業が終わり帰りを急ぐクラスのみんなに声をかける
「クラスでやる合唱の曲だからみんなにも考えて欲しいんだ」
そうでなくても蚊の鳴くような小声が緊張で震えてしまう理佐ちゃん・・・可愛い
「なに言ってるか聞こえないし、塾があるから、合唱なんて無駄なことは学級委員に任すよ」
なんて理佐ちゃんの呼びかけちも無関心なクラスの者共
人類史上最高の美人理佐ちゃんの呼びかに無関心なんて不敬罪で死刑にも値するぞと怒髪天な俺
「ちょっと待てよ、お前ら!」って小声理佐ちゃんに代わり演説始める俺
「俺のお義父さんは今でこそ世界一のお豆腐屋さんだけど、若い頃は腰がきまらず・・・かくかくしがじか・・・」
なんて理佐ちゃんから聞いたお父さんの話を巧みに取り込み演説ぶつ俺
「だからさ、クラスみんなで合唱なんて今しか出来ないんだから全力でやってみようぜ」って締める俺
「熱血なんて迷惑なだけだよ〜」
俺をからかいながら教室を出てく女子グループや申し訳なさそうに塾へ急ぐ男ども
「言葉はかくも無力か・・・」って虚しさを覚える俺に
「私のお父さんの話パクってんじゃねーよ」って優しい笑顔でドス効かす理佐ちゃん
「ごめん、理佐ちゃんが頑張ってるの見たら黙ってらんなくて」って頭を掻く俺に
「ありがとう、私は熱血好きだよ」って言ってくれる理佐ちゃん
「それよりさ、私のお父さんいつから俺君のお義父さんになったの?」
なんて笑顔で聞いてくる理佐ちゃんだから好き