俺は知っての通り、理工系出身だから経営学経済学を系統的には習ってない。

が、もしドラやYouTubeで色んな企業、それこそジャパネットからダスキン、TKP、アース製薬、エアウィーブ、トンボ、ペンテルなんかの社長インタビュー(企業はたまたま次の動画に出て来たの見ただけ)で
ある程度会社規模が大きくなると、組織運営として「人」が大事になるという話も分かる。

が、一方でいくら組織運営を上手く回すと言っても、小規模で経営してる鍼灸院なんかにそこまで組織運営としての「人」の重要さって比重高い?

確かに、「2人いればそれは組織である」とか「1人であっても経営、営業、サービスの提供は別物」とか(細かい用語は間違ってるかもだが)聞いたりするけど

いわゆる1人2人でやってる鍼灸院にとってまず重要なのは、顧客から見た「鍼灸」というサービスなんじゃね?

「東洋医学では〜」とか「気がうんたらかんたら〜」よりも「顧客、患者さんにとって、鍼灸はどういう価値があってメリットがあるのか?」ってのが見えない。

カゼで鍼灸院に行くかの話もそうだし
>悪くなる前に養生しましょうで鍼灸院に行くかは、自分ならそうするかどうか考えれば分かるわな。
でも、「鍼灸をすればこれだけメリットがありますよ」という部分がすっぽ抜けてね?

昭和の頃は、何も言わなくても「鍼灸いいよ」「西洋医学はダメだ、鍼灸がいい」って何も宣伝しなくても来院する層が居たけど
今は、医療に限らず様々な商品でメリットなり宣伝してるのに、「何もしないで患者さん来ねぇー」は商売としてどーなのかねぇ。

なんかの記事で世間にあるほとんどの財、売り物は余分な物だ、というのを聞いたことがある。
そこに如何に買いたいという「欲求」や「価値」を付けて売るのが商売であると。

難病やリラクに行くのは、「難病」は「鍼灸以外相手にしてくれない」という価値を期待するから。
リラクは「あー疲れとりてー」という「欲求」にマッチしてる。

けど、例えば「ちょっとカゼっぽい」とかなら「病院行けばいーや」「市販薬で“治そう”」という感じでミスマッチ起こしてる。

でも、熱もなくて、なんかカゼ引きそう、とか鼻水ジュジュルするけど、発熱もなく、対症療法としてのカゼ薬飲むより、
鍼灸で疲れ取って、落ちた免疫を上げて、本格的なカゼにならないようにした方が、トータルでコストいいですよ?ってやるのが「商売」じゃないのかなぁ、とか思うんだが。

鍼灸院の経営者としても治療家としても人間性とやらがあるに越したことはないけど、サービスの宣伝しなけりゃ売れないでしょ。

個々の治療院のHPだとかには、細かく対症疾患やら書いてあるけど、世間一般に「鍼灸って何に効くの?」って見たら、なんか抜けてね?って思うんだけど。

骨盤矯正なんか、俺らからしたら「骨盤をどう矯正すんだよ」って思うけど、「歪んだ骨盤を正しく矯正したら調子良くなります」ってシンプルな訴求力で何か誤解されたまま広まった。

まぁ薬機法ギリギリを攻めた宣伝もしてるけど。