>>978
もう10年以上昔になりますが、鍼灸とは全く別にアメリカで「トリガーポイント:TP」というのが見付かった、というか提唱されて
これが東洋医学のツボと9割り方一致する、ということで日本の鍼灸師が「ツボはやっぱあるんだ!」と深く考えずに万歳したことがあります。

今はTP注射やら鍼灸でもTPアプローチとかで普通に使ってますが、肩こりとかの痛みのコリコリなんかはTPが関係してるのは明らか(TPについては>>852参照)だし
それと別に体性-内臓反射で同じ脊髄レベルで刺激を入れると脊髄反射で内臓が動く、例えば胃もたれしてる時にみぞおちを揉んだり刺鍼すると胃が動く、などは生理学の基本的な仕組みを用いてます。

患部に触れるとオキシトシンが出るのは、小児針と言って、これは生後数週〜小学校高学年、あるいは大人まで
皮膚を擦る鍼というのがあるのですが
子供の場合は神経系が未発達でツボや経絡が出来てないタメ、皮膚を撫でることで発育を促したり精神的な緊張を和らげ、昔で言う夜泣き疳の虫、オネショなど今で言う小児神経症的なものには昔から使われてました。
これに皮膚-内臓反射などもそうだしオキシトシンや成長ホルモンの分泌が関与するのでは、という話を生理学の研究をしてる先生から聞いたことはあります。

古い研究ですが、ラットでブラッシングをした時に人がブラッシングするのでも成長ホルモンやらオキシトシンが分泌されたが
ラットの親がやる(恐らく舐めたんだろう)のには敵わなかった、とか聞いた記憶があります。