うまくコピペできないけど筋膜の構造と基質がゲル化してヒアルロン酸の凝集っていうのが点、ポイントで生成されたのがトリガーポイントだね。

これは首都大学東京の理学療法士の先生の論文、というよりはまとめに近いけど、分かり易い説明と2015年の知見で割と新しいので筋膜性疼痛を理解するのに面白い。

「筋膜は、基質の中に膜に強度と形態を与えるコラーゲン繊維(TypeT)と、柔軟性と伸展性と形態記憶を与えるエラスチン繊維が存在する。
生体においては、すべての筋組織はお互いの上を自由に滑ることが可能である。(中略)この滑走を許す緩衝材として、筋膜が昨日する。3層の深筋膜層の間、深筋膜の至る所に存在するヒアルロン酸がこの滑走に寄与する。
(略)筋膜は様々な原因で変性する。(略)つまり筋膜機能異常は、筋膜の高密度化、基質のゲル化、ヒアルロン酸の凝集化である。」
「筋膜機能異常に対する治療としては、高密度化(基質がゲル状に変化し、ヒアルロン酸が凝集し、筋膜内コラーゲン繊維の配列が変化)した筋膜に対して、
摩擦によって温度の局所上昇を引き起こし、ゲル化された基質を流動化させることで正常な状態(ゾル)に戻し、筋膜の順応性を活用することによってコラーゲン繊維間の癒着を除去することが求められる。
間接的治療には、マッスルペインリリーフmuscle pain reliefがあるが、直接的治療には、筋膜リリース(myofascial release)や筋膜マニピュレーション(fascial manipulationR:FM)やがある。」

ここにTP注射や鍼のTP治療、経穴なんかが入るって訳だ。