本棚家具を自作するとき頭に入れておくといいことは、


・棚板の材質はパーティクルボードが価格的にも強度的にもマスト。
 MDF厳禁、ランバーベニヤ非推奨。
 ラワンベニヤもベターだが、ラワンはそもそも買ったときから既に大きく反っている場合がある。

・棚板の厚みは、木製なら24〜30mm厚推奨。18〜20mm以下は非推奨。大概反り負ける。
 厚すぎても重たくなって耐荷重・総重量的にデメリットが大きい。
 貼り合わせするのもいいが、しっかりのり付けできる設備が整っている場合に限る。

・フラッシュ構造でも実は悪くない。棚板の厚みのほうが重要。
 個人的に本棚の構造マストだと考えるのは、板厚30mmのフラッシュ構造。
 (25mm厚パーティクルボードを「目」の字のようなフラッシュ構造で組んで、
  2.5mmベニヤをサンドイッチしたもの)

・棚板の幅は900mm以下推奨。壁面が長くても絶対に帆立を挟ませる。

・棚板を鉄製にするのなら、コの字曲げ・U字曲げがマスト。
 断面が┌─┐のL字曲げの構造は非推奨。鉄板の厚みにもよるが大概曲がる。

・帆立の板厚は20mm以上なら問題ない。18mm以下は非推奨。
 理由はSUS棚柱を帆立にちゃんとビス止めしたいから(下記参照)。

・帆立の材質はラワンベニヤがマスト。パーティクルボードもベター。
 MDF、ランバーはビスの利きが悪くモゲる可能性あり。

・SUS棚柱のビス止め・ラバー付棚受がベター。
 帆立にダボ穴開けて差込タイプのダボを使うのは厳禁。大概モゲる。>>410-428


ここらを頭に入れておいて設計図を描くといいんじゃないかな。